track. ページ6
箸で食事を口内へ運びながら、レオ達の会話へ耳を傾ける
わいわいと楽しげに話す姿はアイドルではない男子高校生としての彼らだ
彼らはアイドルとしての観客の要望に全力で答えようと奮闘し、この険しい業界内で輝いている
私やもう一人のプロデューサーであるあんずちゃんはその彼らの魅力を存分に引き立てるのが使命であり、それ以外に在る意味がない
アイドルが観客の要望を答えるのであれば、プロデューサーはアイドルの要望に答える
ただそれだけなのだ
「で、で！！どうなの？」
なんて思考を巡らせていると唐突に話を振られる
「？何の話だ？」
「だーかーらー！彼奴とはどうなんだよ！！」
赤髪の！！と凄い剣幕で言われて理解する
夏目の話をしていたのか
「どうって、幼馴染だけど」
それ以上でもそれ以下でもない
私のあっさりとした回答にノリノリだったレオとスバルはつまらなそうに溜息をつく
瀬名先輩はそんな二人を視界に入れぬように黙々と箸を進める
「君たちは幼馴染という関係に期待しすぎじゃないか？漫画じゃないんだぞ」
パクリ、食事を放り込み咀嚼する
「それでは直葉先輩は逆先先輩の事を恋慕っていないのですか？」
吃驚したのか瞬きを数回繰り返し問いかけてくる朱桜くん
「そもそも恋の定義が解らないんだよなぁ どうなったら恋でどう思うのが恋なのかよく解っていないんだ」
恋愛には疎い
小中と夏目と二人で過ごしてきたからか、周りは最初は近づいてくるものの途中からパタリといなくなる
男の子ともそれなりに仲は良かったし、女の子にも好かれていた方だと思う
それでも男の子だけはいきなり距離を置かれる
そのせいで夏目以外の男の子とは恋をする為の縁もなかったし、糸も無かった
その事を夏目に相談すれば、夏目は大丈夫の一点張りなのだ
と、事を全て告げればしん、と静まりかえる席
「それはもしかしてな、」
スバルがそこまで言ったところでパチンと瀬名先輩に口を手で塞がれる
んんーー！！と暴れるスバルに瀬名先輩は冷や汗を流しながら耳打ちする
コントを行っている二人を横目にレオが口を開く
「…A、これはオレの持論なんだが 恋ってのはなーーー」
(気が付かないうちに陥ってしまう病だ)
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
あなたの幼馴染
鳴上嵐
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ああ - 面白いです。頑張ってください！ (2018年2月21日 5時) (
レス) id: 4f788f756a (このIDを非表示/違反報告)
ろいど軍曹??稲妻に貫かれた(プロフ) - よよみ??そーちゃんに心臓を奪われたさん» コメントありがとうございます。夏目くんへの愛情が溢れ出てきてしまい、このような拙い小説を書かせていただいています…。これからもよろしくお願いします…！ (2017年2月21日 19時) (レス) id: d3d55130b6 (このIDを非表示/違反報告)
よよみ??そーちゃんに心臓を奪われた(プロフ) - ろいど軍曹最高でございます。夏目やばいよw続きが読みたい！(^o^三^o^) (2017年2月19日 9時) (レス) id: e2a8f81aa9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ろいど軍曹 | 作者ホームページ：http://uranaitukuru
作成日時：2016年12月18日 21時
