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make. ページ24

〜♩♫♩〜〜♩♪〜♩


ダンッとゆうたの打ったドラムによって音が止まる

一瞬の静寂と暗転

「はい。OKでーす」

お疲れ様でしたーといった声がかけられる

その声とともに騒めきを取り戻すとゆっくりと照明が点けられる

ステージをみれば、肩で何度も呼吸をし、汗を首筋に伝せているメンバーの姿がある

本日はRockフェス前日

気合の入ったスタッフさん達に応えるようにメンバー達の演奏も日々上達していった

飲み物とタオルの入ったバスケットを片手にステージへ向かう

私の存在にいち早く気がついたのはやはり夏目で

「A、それ持つから渡しテ」

駆け足で駆け寄ってきたかと思えば息を切らした状態で手を伸ばしてくる

伸ばされた手にふわふわのタオルケットを乗せ、ボトルの蓋を開封して、夏目の口に突っ込む

「ありがとう夏目。でもちゃんと休憩とってからお願いしよう。ほら、飲んで」

驚愕の表情を見せたものの、後に柔らかくふわりと笑ってボトルを持つ私の手に自身の手を添える

自分で持つのかと思った私はボトルから手を離そうとするのだが、上から夏目の手によって抑えられており離すことができない

「?夏目、この手を、」

離してもらおうと見上げた瞬間、口にボトルが突っ込まれる

突然のことにむせかえりそうになるがなんとか根性で押しとどめ、液体を喉へ流す

しかし、一気に流れてくる飲み物に耐え切れず、口の端から零れてしまう

慌てて拭き取ろうとするが、先に夏目の指が頬に添えられた

「__はしたないナァ…A 」

くすりと妖艶な笑みを浮かべ、顎を伝う液体を指で払い落とす

そのまま飲む混むと同時に上下する喉に指を這わせ、下から上へ撫でるようにつぅーっと引く

擽ったさに少し顔を背けると、夏目の奥から興味深々の様子で此方を見つめるレオ達の姿が視界に映る

大神くんは頬を赤く染め、双子ちゃんはキャー破廉恥ーなんて言っている

凛月は眠たげな眼で怠そうに見つめ、レオはメモを取っている

一連の流れをすべての見られていたことに気づき、体温が上昇していく

私の顔が羞恥に染まったところで夏目はやっと口からボトルを離してくれた

入り込んでくる空気に安心し、呼吸を繰り返す

そして目の前で満足気に笑う夏目に一言告げる

「阿呆!!!!」

私は久しぶりに大声をあげたのだった

ーー

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ああ - 面白いです。頑張ってください! (2018年2月21日 5時) (レス) id: 4f788f756a (このIDを非表示/違反報告)
ろいど軍曹??稲妻に貫かれた(プロフ) - よよみ??そーちゃんに心臓を奪われたさん» コメントありがとうございます。夏目くんへの愛情が溢れ出てきてしまい、このような拙い小説を書かせていただいています…。これからもよろしくお願いします…! (2017年2月21日 19時) (レス) id: d3d55130b6 (このIDを非表示/違反報告)
よよみ??そーちゃんに心臓を奪われた(プロフ) - ろいど軍曹最高でございます。夏目やばいよw続きが読みたい!(^o^三^o^) (2017年2月19日 9時) (レス) id: e2a8f81aa9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろいど軍曹 | 作者ホームページ:http://uranaitukuru  
作成日時:2016年12月18日 21時

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