never. ページ18
小さく頷きながら返事すればぎゅむっと抱き締められる
伝わってくる鼓動はドクドクと早くて夏目でも緊張しているのだと知らされた
そのまま夏目は私の肩に額を当てふぅ、と息を吐く
「_本当、A鈍すぎるネ……色んなアプローチをしてものらりくらりと交わされたシ」
「鈍くは無いだろ。慎重なんだ。自意識過剰にはなりたく無いだけだ」
顔を横に逸らせば夏目はくすりと笑った
「大体、私が懸命に塞ぎ込んだ物を易々と開封するなんて。責任を取って欲しいものだ」
ぼそりと呟く
もう再びしまう事なんて出来やしない位夏目への想いは募り募っていた
若しかしたら幼少の頃よりずっと夏目への恋情を少量ではあるが心の底に溜め込んでいたのかもしれない
ここ最近の出来事によって大量に降り積もっただけで、実は昔から
そこまで考察して一気に恥ずかしくなる
あぁ、猛烈に過去の自分を殴りたい
「ボクにしてみれば、Aがボクの想いを無視して切り落とそうとしていた感じだったけどネ」
「有無を言わさずに消されちゃうところだったヨ」
「まぁ、もしそうなってもAの事を諦める、何てことはしなかっただろうけどネェ」
だってボクはAが好きだかラ、なんて歯の浮くような言葉をかけてくる夏目
私の腰を抱いている腕に力が入る
「_浮気なんてしたら万死に値するからな」
告げられた夏目の想いににやけそうになる頬を引き締め、可愛く無い事を吐く
緊張のあまり、つんけんとした態度を取ってしまう私を夏目はよく理解している
理解しているからこそまた夏目は柔らかく包み込むように笑うのだ
「…うン 約束しよウ」
そう言って夏目は私の首筋にキスをする
突然の事に夏目の方をみれば、待ってました言わんばかりに笑みを零し、私の頬にも口付けを落とす
ちゅ、ちゅ、と態とらしく音を立て、私の鼓膜を刺激してくる
擽ったくて顔を逸らし、キスされたところを手で押さえ少々睨めば、夏目はしてやったりと満面の笑みを見せた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
あなたの幼馴染
鳴上嵐
67人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ああ - 面白いです。頑張ってください! (2018年2月21日 5時) (レス) id: 4f788f756a (このIDを非表示/違反報告)
ろいど軍曹??稲妻に貫かれた(プロフ) - よよみ??そーちゃんに心臓を奪われたさん» コメントありがとうございます。夏目くんへの愛情が溢れ出てきてしまい、このような拙い小説を書かせていただいています…。これからもよろしくお願いします…! (2017年2月21日 19時) (レス) id: d3d55130b6 (このIDを非表示/違反報告)
よよみ??そーちゃんに心臓を奪われた(プロフ) - ろいど軍曹最高でございます。夏目やばいよw続きが読みたい!(^o^三^o^) (2017年2月19日 9時) (レス) id: e2a8f81aa9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ろいど軍曹 | 作者ホームページ:http://uranaitukuru
作成日時:2016年12月18日 21時