たぬきと入れ替わりました【男主】

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朝日がまぶしくて起きると目の前に顔を真っ赤にして口をパクパクしてる渉と目が合った



『おはよう。なんで金魚の真似してんの？』



朝から金魚の真似をすんのが渉の日常なのか？



そんなことを思ってるとまた抱き着いて布団の中に隠れる



渉「な...なんで昨日突然いなくなったの。なんでだ、抱き合って寝てたの俺ら」



『外に出たのはmixの邪魔をしたくなかったから

　抱き合って寝てたのは渉が抱き着いてきたから』



ぼそぼそっとしてきた質問に答えるといきなり視界が暗くなった



渉が手を放したから入れ替わったのか



布団から出て伸びをする



『朝ごはん作ってくるから顔洗ってヘッドフォンつけたらリビングに来いよ』



そういって俺は寝室を出てキッチンに向かった



そういえば今日から学校にいかないといけないんだっけ



体が覚えてるから大丈夫だと思うけどなんか不安だ



食パンを焼いてスクランブルエッグとハムを焼いて皿に盛り付けてるとリビングのドアが開いてヘッドフォンを首にかけた俺が出てきた


もう一回言おう


"ヘッドフォンを首にかけた"俺が出てきた



要は声がもろに聞こえるわけだ



『なんでつけてないの？』



渉「入れ替わってるときに俺が自分の声になれれば家でもヘッドフォンをつけることがなくなるだろ？

　 だからなれるためにつけてない！！」



それに...



そのあとなんかぼそぼそ言ってたが聞こえなかったので気にしないで皿をテーブルに置いた









　









　









　









　









　









それに...少しでも特別になりたいから

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