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thirty-five ページ38

『さまと、きにぃ。私、私、怖かったよぉ。……ひっく、ひっく。』

左馬刻「おう。今は泣いてもいいぜ。」

私は泣きに泣いた。

で、意識を手放した。







〜sideなし〜


一郎「A…………(なんでこいつがこんなこと言うんだよ。言うべきは俺じゃねぇか!)」

乱数「やっぱり怖かったよね。Aちゃん、無理させてごめんね。」

左馬刻「こういうこと言うべきはお前だぞ、一郎。兄貴ならもっとしっかりしろ。」

一郎「……る「あぁ?」わかってるよ!ンなこと………。」



コンコン



寂雷「大丈夫かい?Aちゃんから聞いたと思うけど、しばらく入院させるね。」

一郎「ありがとうございます、寂雷さん。」

左馬刻「乱数、Aに無理させんなよ。大人っぽく見えても中2のガキなんだから。」

乱数「うん。責任はとる。Aちゃん……ごめんね。」

乱数はAの頬を撫でながら言った。


乱数が撫でた時、4人にはAの顔がにこやかになったように見えた。









〜Aside〜

目が覚めると、いちにぃ、左馬刻にぃ、らむちゃんが私が寝ているベッドに体を預け、眠りについていた。


動いたら起こしちゃうかなぁ、と思いそのままでいると、らむちゃんに気づかれた。


乱数「ん。にゃ?Aちゃん?起きたんだね。……あのね、今日、無花果おねーさんがお見舞いにくるんだって。でも、みんなにバレたらヤバイからあとで中庭に来てだって。Aちゃんに連絡したって言ってたけど。中庭には僕が連れていってあげる。」

『うん。わかった。』

乱数「よし!じゃあ、2人を起こさなきゃ。いちろー!さまときー!おきろー!」


いつの間にか朝になってた。

みんな、私のために……。

一郎「ん、おはよう、A。」

左馬刻「乱数、俺様が寝てる所を邪魔すんじゃねぇ。」

『おはよう、2人とも。』



左馬刻にぃの寝起き、すごく悪いの、忘れてた。

左馬刻「………はよ。……俺様は帰るぞ。眠い。」

『じゃあね、左馬刻にぃ。昨日はありがとう。』

左馬刻「じゃあな。」

一郎「あっ!俺も帰んなきゃ!二郎と三郎の見送りしなきゃなんねぇ。それに、依頼も……。」

『うん。わかってる。また来てね、いちにぃ。ありがとう。』

一郎「ごめんな。乱数、Aのこと頼むわ。」

乱数「おっけー!僕に任せといて!」


いちにぃと左馬刻にぃが出ていったのを確認して、スマホを見てみた。

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カイア♪(プロフ) - 千さん» ただいまです♪こちらこそ、よろしくお願いします! (2019年7月10日 16時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おかえりなさい、待ってました。凄くわかります。中々会えないですからね。楽しい毎日過ごしたと思います。無理せずこれからもよろしくお願いいたします。 (2019年7月10日 16時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - mokさん» お待たせしてすみませんっ!ありがとうございます! (2019年7月10日 13時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - 立花さん» ありがとうございます! (2019年7月10日 13時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
mok - おかえりなさい!待ってました!これからも気長に待ってます! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 0d659a75c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カイア♪ x他1人 | 作成日時:2019年5月9日 20時

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