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eleven ページ13

乱数side

Aちゃんが向こうの部屋に入ったのを確認し、彼らに言う。

「Aちゃんに、手、出したら、………許さねぇから。」

帝統「?お、おう。」

幻太郎「はいはい。わかりましたよー。」


流石の僕でも中学生に手なんて出せないよ。

10歳差だしね。

あ。あとこれも言っておかなきゃ。

「あと、Aちゃんは喧嘩マジで強いから喧嘩売っちゃダメだよ?」

幻太郎「マジで強い、と言いますと?」

「ブクロの揚羽蝶って知ってる?」

帝統「おう。聞いたことあるぜ。すんげぇ綺麗な子なんだろ?」

幻太郎「小生も聞いたことがあります。喧嘩負けなし、だとか。」

「それ、Aちゃんだから。」

帝統「!?!?!?!?マジで!?」

「うん、マジで。」

幻太郎「あんなによさそうな性格してそうなのに?なぜ乱数が知っているのですか?」

「だって僕らが鍛えたようなもんだから。」

幻太郎「その話、詳しく聞かせていただけますか?」

「いいよ。」


僕らがまだT.D.Dとして活動していたとき。

だから2年前かな。

一郎は妹を強い奴に育てたいって言い出したんだ。

主に協力したのは左馬刻だった。

まぁ僕もお手伝いしたけど。

Aはどんどん強くなって、僕らと共に、活動し始めた。

5人目のT.D.Dメンバーって思ってもらっていいよ。

ほとんどそんな感じの扱いだったから。

今でも喧嘩売られたらすぐ買ってボコボコにして帰ってくるらしいし。

みんなには内緒にしてるんだけどマイクも持ってるしね。

「だから気をつけてねっ!」

帝統「な、なんか凄そうなやつだな。」

幻太郎「本当に興味深いですね。」

バタン

『らむちゃん!これ!この服好き!』

「ん!ほんとだぁ!すっごく似合ってるよ!」

『ほんと?』

Aちゃんが着てきたのは黒と紫を使ったクールな感じのやつ。

やっぱりそれか。

「気に入ってくれた?」

『うん!「じゃあその服あげる!」ほんと!?』

「だってAちゃんの為に作った洋服だから!なんならまだ見てく?気にいったやつ持ってかえっていいよ!」


するとAちゃんは顔をぱあっと輝かせて、

『ありがとう!らむちゃん!』


Aちゃんがもう少し、大人だったらよかったのに。

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カイア♪(プロフ) - 千さん» ただいまです♪こちらこそ、よろしくお願いします! (2019年7月10日 16時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - おかえりなさい、待ってました。凄くわかります。中々会えないですからね。楽しい毎日過ごしたと思います。無理せずこれからもよろしくお願いいたします。 (2019年7月10日 16時) (レス) id: aa8fcb4cab (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - mokさん» お待たせしてすみませんっ!ありがとうございます! (2019年7月10日 13時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
カイア♪(プロフ) - 立花さん» ありがとうございます! (2019年7月10日 13時) (レス) id: 21e25083ee (このIDを非表示/違反報告)
mok - おかえりなさい!待ってました!これからも気長に待ってます! (2019年7月9日 21時) (レス) id: 0d659a75c1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カイア♪ x他1人 | 作成日時:2019年5月9日 20時

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