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ーAー



怖くなって


優くんにしばらく宥めてもらった。




優馬「大丈夫、?」


A「うん、もう大丈夫」



大丈夫って言っても


心配そうな顔をしてる優くん。






秀一「おーい、月星」



明智くんに髪を引っ張られる。


手加減してるみたいだけど少し痛い。



A「なん、で…すか、?」



また泣きそうになってしまう。



秀一「ちょっと来て」



そう言われついて行くと


明智くんはスマホを取り出した。




秀一「これ、バレたらどうする?」



見せられた写真は


原田先生とチア部がお店に入るところ。




A「これ…、」



秀一「ネットに拡散しようかなって」



私はある事を思い出した。



A「だめ!!やめて!!」



そして明智くんのスマホを取ろうとした。



秀一「おっと、危ない」



でも明智くんは身軽なその体で


ひょいと上に上げてしまった。


背伸びをしたり、ジャンプしてみるけれど


私の身長じゃとても届かなかった。



A「お願い…っ!!」



すると明智くんは



秀一「そんなにやめて欲しいの?」



そう尋ねてきた。



A「大会…出れなくなっちゃう。」



秀一「お前は出ないだろ?」



A「違うの、約束したの、。」



明智くんを見つめてみるが、


次に何をされるかわからず、


怖くてたまらなかった。





秀一「そんなに怖がるなよ、」



頭をぽんっと撫でると


その場を去っていった。








私は東条くんの事を思い出した。


川崎さんに何かあったら言う。






東条くんなら、さっき帰ったばっかり…。


今なら間に合うかも…!


走って走って、走ったけれど


東条くんは見つからなかった。



東条くんの連絡先なんてもっていない。





夜の道をただただ俯いて歩いていた。



夜、やだな。


1人で孤独になっちゃいそう。


なんて考えながら泣きそうになっていた。




弱いな、私、。

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- 更新待ってます! (2021年5月3日 23時) (レス) id: f002ba5441 (このIDを非表示/違反報告)
kanatanuki(プロフ) - とても面白くて大好きです!よければですが、続き見てみたいです (2020年2月2日 0時) (レス) id: f989ded3b6 (このIDを非表示/違反報告)
のっち - 今日初めて見ましたが、とっても面白かったです。続きがとっても楽しみです。 (2019年8月6日 9時) (レス) id: 848df56749 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - このお話、すごく気になります!ゆっくりでいいので更新待ってますね! (2019年5月18日 23時) (レス) id: 520aa7c9a3 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - とてもおもしろくて、もう大好きです!この作品!続きがとても気になります!更新頑張ってください!応援しています! (2019年4月30日 19時) (レス) id: eefed47ac2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫 川 ゆ う い | 作成日時:2019年4月21日 20時

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