一欠片の愛をPart2【五条悟】

伍拾捌 ページ11

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「超似合ってるじゃない、いつもの辛気臭い格好の一億倍マシね！そういう服の方が似合うわよ」



『そんなに？なら買ってよかったかな』



「うん、俺もちょー似合うと思う！伏黒も朝先生のこと見てなんか雰囲気違うなって言ってたんよ。な、伏黒！」


「余計なこというなよ…ま、いいんじゃないんですか」



『みんなありがとう、嬉しいよ』



次の日、昨日買った服を早速着ていったら1年生達に褒められて買ってよかった、と思った。


1年生だけではなく廊下ですれ違った2年生にも「しゃけ！！」「良いじゃないか」と口々に褒められて、こういう系統の方が似合うのかな、今度また機会があれば買いに行ってみようかな、と嬉しい気持ちになる。




硝子さんにも褒められたし、そんなに似合ってるなら買ってよかった。


街に出てよかったな、と昨日は見たく無いものを見てしまったけど、それでもなんとかポジティブ思考に変える。




少しだけ上がった気分のまま教務室に入ると、五条先生がデスクに向き合い頬杖を着いていた。




できる限り視界に入らないよう気を付けながら自分の席につこうとすると、五条先生はゆっくりとこちらを振り向いて



私の服装を初めて対面した物を見るように上から下までマジマジと見つめた。




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