さまいちが子育てする話

13話 ページ14

side一郎


「あ、銃兎さん、これ頼まれてたやつです。」

俺は銃兎さんに茶封筒を渡した。

「どうも。わざわざありがとうございます。今は１２時ですか....。昼食一緒にどうですか？」

俺からの茶封筒を受け取った銃兎さんはそう言った。

「せっかくなので御一緒させていただきます。」


【ご飯屋さんにて】


「最近、左馬刻とはどうですか？」

銃兎さんが卵を溶きながら言う。

「特にないっす。」

「そうですか。最近、左馬刻が拗ねているみたい何ですよ。」

「え!?」

「全然、自分を頼ってくれないと拗ねているみたいなんですよ。そんなにうちのリーダーは頼りないですか？」

頼りない……

別にそんなことはないけど……

「なんつぅか…頼っちまったら、甘えてしまったら、自分が弱くなってしまう気がするんですよ。」

「そうですか。まぁ、少し位は甘えてあげて下さい。左馬刻のモチベーションがあまりにも低いと、私達にも影響ぎありますので。」

「……つ、そっすね！」


甘え方……

どんな風にすればいいんだっけ？

分からねぇ……

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