姉ちゃんが二人 ページ6
「なあ、姉ちゃんの相手ってどんな？」
風呂上がりの姉ちゃんは、可愛くて色っぽくて好き。
髪をドライヤーで乾かしながら訊いてみる。
指通りが良くて、同じシャンプーのはずなのに、すっごいいい匂いがする。
「写真はあるよ」
「見せてください！」
兄ちゃんが風呂に入っている今、俺ら二人である程度の情報を掴んでおきたい。
姉ちゃんは、「ん、いいよ」と言いながらスマホを取り出した。
「あ、関係ないけど、こないだのラップバトルかっこよかったよ〜。 見て見て！ 壁紙三人のにしたの」
「ンﾞンッ。 ねえさん好きです」
「写真なら後で四人で撮ろーぜ」
三郎が流れる様に告った。
姉ちゃんは私もだよ、とあしらい、俺の提案に乗り気で「とろとろー」と嬉しそう。
あまりにも姉ちゃんが姉ちゃんなので(？)脱線してしまったが、本題に戻る。
相手は、優男系のイケメン。
「姉ちゃん、こういうのが好みなの？」
「んー……」
答えを渋られた。 あまり乗り気ではないらしい。
「ねえさん」
「ん、なぁに……」
パシャン、とシャッター音。
姉ちゃんと三郎の、至近距離のツーショット写真。
「ちょ、三郎！ 私すっぴ……！」
「ねえさんは素で美人なので」
三郎はスマホをできる限り上に掲げ、消してーと両手を上げる姉ちゃんは身長差で届かない。
まだブローの途中だったため、少し濡れた髪がいつもより艶っぽい。
「姉ちゃん」
「もう、二郎からも……」
俺もたまらず、シャッターを切る。
姉ちゃんのソロショット。 キョトンとした困り笑いは、なんともな愛嬌と可愛さで、自分でも天才かよと震えた。
「二郎まで！」
俺もスマホを上に掲げ、取られないようにする。
ぴょんぴょん飛び跳ねても届かない姉ちゃんは、もう分かってやってるんじゃないかってくらいめちゃくちゃに可愛くて。
「もー！ ……とりゃっ！」
「や、ちょっ！ ねえ、ちゃ……！」
脇腹をくすぐられ、たまらず身をよじる。
「三郎パス！」
「ハイハイ」
「こらっ……！ 三郎も、こうだ！」
「わっ、ちょ、ねえさん♡」
めっちゃ幸せそうな三郎がちょっとキモイ。
「なにやってんだ、ねーちゃん達」
「一郎！ 二郎と三郎からスマホとってぇ……」
「んー、わかっ……」
取った瞬間兄ちゃんは察し、それぞれスマホを返す。
消しといたから、と姉ちゃんに言う兄ちゃんを見ながらスマホを見ると、チャットアプリの家族グループに写真が共有してあった。
「兄ちゃん……！」
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おりはるこん（改名）(プロフ) - ミーさん» コメ返し遅れて申し訳ないです！最近やることが多いので更新事態の優先順位が低くなってるのがすごく悔しくて…。終わりは決まってるので着いてきていただけると嬉しいです！ (2018年11月29日 20時) (
レス) id: ea4c86eaca (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 最近読み始めたので、更新とても嬉しいです…!これからも頑張ってください！ (2018年11月9日 20時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
おりはるこん（改名）(プロフ) - ぬぬぬさん» ここだと文字数が足りないのでボードかメッセージに移行してもよろしいでしょうか？私の考察は250文字以上になってしまいそうなので…(汗) (2018年9月15日 18時) (レス) id: ea4c86eaca (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - ペンは剣よりヒプノシスマイクってどういう意味だと思いますか？？？調べても全然分からなくて… (2018年9月15日 17時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
おりはるこん（改名）(プロフ) - ぬぬぬさん» わかりみが深い…！久々にヒプマイを誰かと語れてスッキリしました！ぽっせもわかります！ヒプマイ沼は深いですね…！ (2018年9月15日 17時) (レス) id: ea4c86eaca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おりはるこん(元鈴音)
| 作者ホームページ：なし
作成日時：2018年8月26日 8時
