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ねーちゃんが七人 ページ11

_「いちろー、おーはーよー」

「……」

 男の寝床に入ってくるのは、ねーちゃんながら少しどうかと思う。
 いや、ねーちゃんが無防備というより、俺らのことを信頼して、それ故に堂々と入ってくるのだと思う。
 男として見られてない? 知るか。


「ぅ、んーッ……、おはよ……」


 ねーちゃんはベッドの端に座り、俺を柔らかい微笑みと共に見ていた。
 伸びてきたしなやかな指が、俺の髪を梳くように撫でる。

「ん……」


 やべぇ、きもちい。 このままねーちゃんを抱き枕にでもして、二度寝したい。
 ねーちゃん抱き枕。 ……ちょっと、というか大分まずい物が出来上がる気がする。
 俺が精神の境目を行き来している時に、部屋の外からゴトゴト足音。

「ねえさん!!」

「三郎、ノックしろって……」

「すみません、いちにい! おはようございます!」


 朝からなんちゅー元気。
 ん、はよ、 と適当に返事をし、ねーちゃんの手を頭でぐいぐい押してみる。
 ねーちゃんはくすっと笑いながら撫でてくれた。


「三郎っ! 待てって! 兄ちゃんごめん! 朝からうるさくして……」

 しゅんと眉を下げた二郎も乱入し、部屋が一気に狭くなる。
 二郎が三郎を引きずるような形で回収し、ドアがバタンッと閉まる。

「……二人とも仲良いね」

「だろ? そー思うだろ?」


 弟達がわちゃわちゃしてるのは、見てて楽しい。
 あれでお互いをけなしあっているが、それは仲がいい故だと思ってる。

 ねーちゃんは喧嘩が苦手で、俺たち兄弟には仲良くいて欲しいと願っているらしい。


「朝ごはん冷めちゃうよー」


 人差し指で頬をつつかれる。
 ねーちゃんの飯は冷めても美味いが、それはねーちゃんに失礼だ。
 なんとか起き上がりると、ねーちゃんは満足気に笑っている。


「一郎、おはよ」

「おはよ、ねーちゃん」


 先行ってるね、とねーちゃんは部屋から出て行った。
 ベッドから降り、少し伸びをする。
 今日もねーちゃんは可愛い。

ねえさんが八人→←姉ちゃんが六人



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おりはるこん(改名)(プロフ) - ミーさん» コメ返し遅れて申し訳ないです!最近やることが多いので更新事態の優先順位が低くなってるのがすごく悔しくて…。終わりは決まってるので着いてきていただけると嬉しいです! (2018年11月29日 20時) (レス) id: ea4c86eaca (このIDを非表示/違反報告)
ミー(プロフ) - 最近読み始めたので、更新とても嬉しいです…!これからも頑張ってください! (2018年11月9日 20時) (携帯から) (レス) id: 750b1e0df3 (このIDを非表示/違反報告)
おりはるこん(改名)(プロフ) - ぬぬぬさん» ここだと文字数が足りないのでボードかメッセージに移行してもよろしいでしょうか?私の考察は250文字以上になってしまいそうなので…(汗) (2018年9月15日 18時) (レス) id: ea4c86eaca (このIDを非表示/違反報告)
ぬぬぬ(プロフ) - ペンは剣よりヒプノシスマイクってどういう意味だと思いますか???調べても全然分からなくて… (2018年9月15日 17時) (レス) id: 62aeac2e51 (このIDを非表示/違反報告)
おりはるこん(改名)(プロフ) - ぬぬぬさん» わかりみが深い…!久々にヒプマイを誰かと語れてスッキリしました!ぽっせもわかります!ヒプマイ沼は深いですね…! (2018年9月15日 17時) (レス) id: ea4c86eaca (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おりはるこん(元鈴音) | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年8月26日 8時

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