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大「耳たぶ、冷やしといて。」




冷凍庫から保冷剤を出して、耳に当てる。
冷やした方が感覚が麻痺して痛みを感じにくくなるらしい。


ローテーブルの上に鏡を置いてその前に座ると
私の斜め横から鏡を覗き込むようにして大貴くんが座るから、距離が近くてさっきから心臓がうるさい。




大「どの辺にする?」


「大貴くんに、任せるっ。」


大「俺、責任重大じゃねーかよ。笑」


「だって。」


大「んー、じゃあこの辺でいい?」




鏡越しに目が合って、もう何にも言えなくてコクコク首を縦に振る。
痛いのが嫌だとかなんかより、近すぎるこの距離に頭がついていかない。




大「心の準備は出来ましたか?」


「はいっ、」


大「じゃあいくよ?せーの。」




ガシャンてするのが怖くて、目をギュッと瞑ると耳に若干の痛みが走った。




大「痛かった?」


「少し。」


大「じゃあ、次反対側ね。」




同じように反対側にも少しの痛みが走った後、目を開けたら耳にキラキラと輝く小さな石が付いてた。




「わっ。」


大「いいじゃん。うん、可愛い。」




また鏡越しに大貴くんと目が合って、可愛いって言われて顔が赤くなる。
そんな私を面白がってか、まだ近い距離のまま今度は顔を覗き込むように見てきた。
恥ずかしくて、すぐ下向いた私にふふっと笑う。




大「なに照れてんだよ。」


「そりゃ、そんなこと言われたらっ。」


大「俺は素直に言っただけだもーん。」




開けた痛みがきたのか、それとも大貴くんに触られてたからなのか、今になって耳がドクドクする。




大「ちゃんと毎日消毒すんだよ?」


「ちゃんと、やります。」


大「じゃあ、ピアスも開けたことだし。帰ろうかな。」


「え、もう?」




そう言って立ち上がった大貴くんに、咄嗟に顔を上げて出てしまった声。
これじゃ、引き止めてるみたいじゃん。






大「……………なに。まだ一緒にいたい?」

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設定タグ:有岡大貴 , Hey!Say!JUMP   
作品ジャンル:恋愛
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はるな(プロフ) - 移行後も楽しみにまってます(*^^*) (2018年7月6日 16時) (レス) id: 44fd8f8597 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ともしゃんさん» なんと!泣いて下さっただなんて…。嬉しいお言葉。移行後もよろしくお願いします♪ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - りぃさん» わー!キュンキュンして頂けてるんですね!!まだ続きますので、引き続きお読み頂けたら嬉しいです* (2018年7月5日 23時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 舞さん» そろそろ気づいてきましたかね!自分の気持ちに。大貴くんに嫉妬されたいなぁ。と妄想が止まりません!笑 (2018年7月5日 23時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ともしゃん(プロフ) - もう泣いちゃいました!!更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2018年6月29日 23時) (レス) id: c7f602a46b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ここ | 作成日時:2018年5月18日 17時

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