17〈D side〉 ページ17
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玉「やっと来たよ、大ちゃん。」
高「無事に送り届けたー?」
大「おー。」
橋「え、送っただけ?何もしてねーの!?」
大「するか、ばーか。」
Aを送って、このまま家帰ろうかなって思ったんだけど早く来いと催促されて来たハッシーん家。
すでに出来上がってるこいつらの中に入るの面倒くせぇ。
橋「もー、栞がうるさくて。」
栞「だって大ちゃん先輩が来ないからぁ!」
大「わかった、わーかった。来たんだからいいだろ。」
むくれてる栞を横目に、冷蔵庫に向かいビールを出す。
疲れた後に飲むビールはやっぱり美味い。
玉「てかさー、さっきのあの子。」
大「A?」
玉「そー、Aちゃん。可愛いじゃん。」
大「可愛いだろ。」
橋「紹介してよ。何もないんだろ?」
大「無理。あいつはダメ。」
こんなやつらに紹介するかっつーの。
てか誰にも紹介する気なんてないわ。
高「有岡くんのお気に入りちゃんだもんねー。」
栞「え!やっぱそうなんですか!?なんで!」
ばか高木。
余計なこと言うなよ。
栞「可愛いかもしれないけど、サークルにだってもっと可愛い子いっぱいいるじゃないですかー。」
玉「そういう可愛いじゃねーんだろ?なんかわかるわー。」
栞「全然わかんない!ねー、なんで。大ちゃん先輩!」
なんで、と腕をぐいぐい引っ張るこの後輩。
俺に好意を寄せてくれてるのは気づいてるけど、そこは和えて気づかないフリ。
大「なんでもいいだろ。てか、栞飲み過ぎだから。」
栞「まだ全然余裕ですよー。」
大「いや、もうダメ。お前酔っ払うと俺に絡んでくんじゃん。」
栞「酔ってるからじゃないもーん。」
橋「ほっときゃその内寝んだろ。」
ものの数分で眠りについた、この後輩。
聞けば俺が来る前に相当飲んでたらしい。
玉「大ちゃん気付いてんだろー、こいつの気持ち。」
大「さぁね。」
橋「栞は大ちゃんなら遊びでもいいらしいよー。」
高「えー、まじ?有岡くんのこと好きだもんなー。」
大「でも俺、そういうの卒業したから。」
玉「本当最近、めっきり遊ばなくなったもんな。」
高「確かに。」
少し前までは結構遊んでた。
特定の彼女なんて作らないで、取っ替え引っ替え。
サークルの中に女の子なんてたくさんいるし、
可愛い子抱けるならって、言い寄ってくる子を結構お持ち帰りしてたりもしてたけど。
なんか違うなって。
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はるな(プロフ) - 移行後も楽しみにまってます(*^^*) (2018年7月6日 16時) (レス) id: 44fd8f8597 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - ともしゃんさん» なんと!泣いて下さっただなんて…。嬉しいお言葉。移行後もよろしくお願いします♪ (2018年7月5日 23時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - りぃさん» わー!キュンキュンして頂けてるんですね!!まだ続きますので、引き続きお読み頂けたら嬉しいです* (2018年7月5日 23時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - 舞さん» そろそろ気づいてきましたかね!自分の気持ちに。大貴くんに嫉妬されたいなぁ。と妄想が止まりません!笑 (2018年7月5日 23時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
ともしゃん(プロフ) - もう泣いちゃいました!!更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2018年6月29日 23時) (レス) id: c7f602a46b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ここ | 作成日時:2018年5月18日 17時