48 ページ48
.
.
「大貴くんの事、名前しか聞いた事なくて。」
1年の時にクラスの子達が話してたから、名前だけは知ってた。
顔も知らないし、別に接点ないから気にしてなかった。
でも同じクラスになって、たくさん話し掛けてくれて。
明るくて楽しいし、時々見せる男らしい一面とか優しさに触れたらどんどん惹かれてった。
「だからね、一緒に実行委員やって本当に良かった。」
大「実はさ、委員会決めには本当は裏があって…。」
「どういう事?」
大「まっすーにね、どうしてもAと仲良くなりたいから協力して下さいって頼みに行ったの。」
「頼み?」
大「Aさ、何で自分が実行委員になったのか疑わなかった?」
「だってくじ引きで公平に決まったでしょ?」
キョトンとしてる私を見て、グーにして手を口元に持って行ってクククって笑ってる。
大「そういう所、本当かわいい。」
「ちょ!ちゃんと教えてよ!」
大「あれ、全然公平じゃないんだよ。」
「?」
大「誰の名前を引いても、Aが選ばれてたって事。」
「へ!?」
大「先生が決めたなら誰も文句言えねえじゃん?だから頼みに行ったの。実行委員引き受けるから、Aとやらせて下さいって。」
「うそ…、」
疑いもしなかった、そんな事。
おかしいなって思ったけど。
まさか先生が協力してるなんて思わないもん。
大「バレちゃうかなってヒヤヒヤしたけど、なーんも疑わないで引き受けてくれて。まじで安心した。」
「そりゃ、だって。」
大「おかげで2人でいる時間が多くなって、俺の事知って貰えて。やり方ずるいけど、こうして好きになってくれたから、俺的には結果オーライです。」
でも私も、大貴くんを好きになって毎日が楽しい。
ドキドキしたり、たまにヤキモチ妬いたり。
何気ない日々に、あなたがたくさんの色を与えてくれたんだよ。
「ね、大貴くん。」
大「んー?」
「大好き。」
大「なっ!不意打ちはずるいって…。」
カァッと赤くなる顔。
私の一言でそんな風になるなんて嬉しい。
もっと見せて欲しい、私の知らない大貴くんを。
ふふふっと笑ってると、名前を呼ばれて顔を上げた瞬間。
「っ、」
ゆっくりと顔が迫ってきて、
唇が重なった。
1374人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかね - ここさん» やっと付き合いましたね。最高です!移行してからも頑張って下さい。応援してます。後、ひかとはるかちゃんも付き合って欲しいです。それで…ダブルデートをするっていう話が見たい… (2019年8月21日 18時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あかねさん» それなら良かったです (*^^*)光くんと遥香ちゃん、どうしましょうかねぇ。その辺も楽しみにして頂けると嬉しいです♪ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - ここさん» 全然イケメンに書けてますよ!安心してください!付き合うとこですね?楽しみにしてます。頑張ってください!後、ひかとはるかちゃん?は付き合わないんですか? (2019年8月19日 19時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます!大貴くん、イケメンに書けてますか(*´ω`*)?いよいよお付き合いが始まるので、キュンキュンして貰えるように頑張ります! (2019年8月18日 22時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - ここさん» ありがとうございます。楽しみますね。っていうか、この作品最高すぎてヤバいです!大ちゃんが…もう、イケメン!これからも頑張ってください (2019年8月8日 18時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ここ | 作成日時:2019年7月13日 16時