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それは、体育祭前日。
最終準備をしている時の事だった。
パイプ椅子が足りなくなってしまい、丁度手の空いていた私。
取ってきます！とは言ったものの1人で運べるかな。
これは往復だな、なんて思いながら体育倉庫に入った。
大「ちょっと、何1人で運ぼうとしてんの。」
「あ、有岡くん。」
大「ったく。女子1人で運べるわけないでしょうが。なんで俺に言わないかな。」
「足りない分だけだし、大丈夫かなと思って。有岡くん別の作業してたでしょ？」
大「してたけどさぁ。もっちー居なくなったから、先輩に聞いたら椅子取りに行ったって言うから。急いで来ちゃったよ。」
へへ、って鼻の下を人差し指で掻きながら笑う有岡くん。
それ癖だよね。
大「大体、女子に頼むなよって話だよ。」
「丁度私の手が空いてたの。それにほら、台車使うし。」
大「それでも！こういうのは普通男子がやるもん。」
「そういうとこ。有岡くんって優しいよね。」
大「…………別に、誰にでもってわけじゃないかんな。」
「えー、有岡くんはみんなに優しいよ？」
少なくとも私にはそう見えるよ。
私にも、遥香にも、女子にも、男子にも。
あ、でも1人だけ特別なのかなって思ってるけど。
「そういえば、さっき光くんがね。」
大「ねえ、もっちー。」
「ん？」
隣にいる有岡くんを見ると、さっきまで笑ってた顔が少しだけ真剣な顔になってた。
どしたのかな。
大「ずーと気になってたんだけど。」
「うん？」
大「なんで俺だけ”有岡くん”なの。」
唇を尖らせて、何を言うのかと思ったら。
だって有岡くんは、有岡くんでしょ？
「えーと、」
大「ひかの事は光くんって呼ぶじゃん。なんで、俺は苗字なの。」
「え、だめ？」
大「俺も下の名前で呼んで貰いたい。」
なんでって言われると、特に理由はない。
同じクラスになった時に光くんの事はたまたま下の名前で呼んだだけで。
大「てか。俺の下の名前は知ってる、よね？」
「それはもちろん！えー、でも、」
大「やだ？だめ？」
「いや。有岡くんで慣れちゃってるから、今更、ねえ？」
大「俺的には全然今更じゃないんだけど。ずっと思ってたし。」
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あかね - ここさん» やっと付き合いましたね。最高です！移行してからも頑張って下さい。応援してます。後、ひかとはるかちゃんも付き合って欲しいです。それで…ダブルデートをするっていう話が見たい… (2019年8月21日 18時) (
レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あかねさん» それなら良かったです (*^^*)光くんと遥香ちゃん、どうしましょうかねぇ。その辺も楽しみにして頂けると嬉しいです♪ (2019年8月21日 17時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - ここさん» 全然イケメンに書けてますよ！安心してください！付き合うとこですね？楽しみにしてます。頑張ってください！後、ひかとはるかちゃん？は付き合わないんですか？ (2019年8月19日 19時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
ここ(プロフ) - あかねさん» ありがとうございます！大貴くん、イケメンに書けてますか(*´ω｀*)？いよいよお付き合いが始まるので、キュンキュンして貰えるように頑張ります！ (2019年8月18日 22時) (レス) id: 4a8aa9e558 (このIDを非表示/違反報告)
あかね - ここさん» ありがとうございます。楽しみますね。っていうか、この作品最高すぎてヤバいです！大ちゃんが…もう、イケメン！これからも頑張ってください (2019年8月8日 18時) (レス) id: 859480f15a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ここ
| 作成日時：2019年7月13日 16時
