8 ページ34
次の日
白石「今日からリハビリはじめるから。この人がリハビリの先生」
青島「青島です」
白石「リハビリには私たちも付き添うから」
藍沢「そんなことしなくても……」
藤川「いいだろ。迷惑なんかじゃない。藍沢の事できる限りサポートしたいって考えてるから」
そう言われ白石たち付き添いの元、始まったリハビリ。
青島「まずは少しずつ腕を動かしていくところから始めましょう」
藍沢「……はい」
リハビリを始めたものの鉛のように重たい腕はそう簡単に動くはずがなく……
頑張って力を入れたり動かそうとするがうまく動かない。
青島「焦らず進めましょうね」
理学療法士の人が話しかけてくれているがそんな声も俺には聞こえていなくて……
頭の中は焦りと不安でいっぱいだった。
このままのペースでリハビリを進めて回復できるのはいつなのか。
本当にまた復帰できるのか。
自分の未来が、人生が一気に真っ暗になったような気がしてそんなマイナスな思考になっていると突然襲ってきた胸の圧迫感。
次に聞こえたのは理学療法士の青島さんの声でもリハビリに付き添ってくれている白石の声でもなく、自分の浅くて速い呼吸だった。
俺の異変に気づいて声を掛けてくれている青島さんと白石。
でも一向に荒い呼吸が収まることはなくて胸の圧迫感の次に激しい動悸に襲われた。
苦しくて、息が出来なくなって、呼吸の方法もわからなくなって最後に聞こえたのは白石の「藍沢先生を病室に運んでください」という声。
そこで俺は意識を手放した。
------
白石side
今日から始まる藍沢先生のリハビリ初めは私が付き添うことになって、まだ歩行の難しい藍沢先生は今日から一般病棟に移ったがリハビリはリハビリテーションでを行うことになった。
青島「まずは少しずつ腕を動かしていくところから始めましょう」
そう言うリハビリの先生。
藍沢先生も教えられたように動かそうとするけどそう簡単にはいかないようで……
力は入れてるみたいなのに動かないという状態で……
そんな藍沢先生を見かねて青島さんが声を掛けているけど藍沢先生はどこか上の空のような状態。
すると突然藍沢先生は服の首元を掴んで顔を歪め息す会が荒くなっていた。
白石「藍沢先生!藍沢先生!」
かろうじて意識はあるものの声をかけるけど反応はなくてリハビリの続行は無理だと判断した私は青島さんに声を掛けて一緒に病室まで運んだ。
331人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
明日香 - RULIさん» コメントありがとうございます!更新が中々出来ず、その上長くなってしまい申し訳ないです。ただてさえ長いのにまだ長くなりそうですが頑張って書いていきますので引き続きご愛読頂けると嬉しいです。 (2019年8月2日 7時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
RULI - リクエスト、受け取って下さり、ありがとうございます、とても面白いです!流石だなと、おもいました!頑張って下さい! (2019年8月1日 20時) (レス) id: 8fa7ebfbfe (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ハートさん» コメントありがとうございます。読者の皆さんの応援が励みになっています。これからもゆっくりかもしれませんが更新頑張っていきますのでよろしくお願いします! (2019年7月24日 18時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
ハート - 最新頑張ってください。応援しております (2019年7月24日 13時) (レス) id: f31ae08eec (このIDを非表示/違反報告)
明日香 - ぱやさん» コメントありがとうございます。学生のため平日は忙しく中々更新が出来ないのですが主に土日や長期休みは頑張って更新したいと思っています。更新速度が遅いですが暖かく見守って応援して下さると嬉しいです! (2019年7月12日 22時) (レス) id: 9194933e72 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ