藍沢先生が体調不良6(リクエストOK)

14 ページ34

今日は平成最後の日ですね！

元号が新しく令和に変わっても引き続きよろしくお願いします。


※遅くなってしまうかもしれませんがリクエストお待ちしています

__________________________________

緋山side


藍沢を探し初めて30分


病院の外を探し回るも藍沢の姿はない。



「藍沢！」


そう叫んでみるものの返事が返ってくる訳もなく周りの人が少し不思議そうに私のことおｗ見つめている。


でも今はそんな視線はどうだっていい。



こんなに探しても見つからないなんて……


なにかあったんじゃ……


事故とか……？

誰かに連れ去られた……？



そんな嫌な事ばっかりが脳裏をよぎる。


速く見つけないと。


そう思って再び走り出した。


________


白石side


脳外にもICUにもHCUにもどこにも藍沢先生の姿はない。


藍沢先生が医局から出て少なくとももう50分は経ってしまった。


あと少しで1時間……


藍沢先生……見つかるよね……？


このまま行方不明なんてないよね…？


不安で仕方なくて頭はモヤモヤで埋め尽くされていく。



フェローの名取先生、横峯先生、灰谷先生に加えて雪村さんと院内を５人でひたすら走り回って藍沢先生をさがすものの中々見つからない。



病院の外を探してくれている緋山先生たちからも見つかったという連絡もない。



今はいつもニコニコの横峯先生の顔にも笑顔はなくてポーカーフェイスの名取先生の顔にも焦りの感情が滲んでいる。



そんな時だった。


私のＰＨＳが大きく鳴り響いたのは……


________

冴島side


引き返してさっきの分かれ道まで戻った。


右の道にはいなかったから次は左へ。



冴島「藍沢先生…見つかるよね…？」


ふいに出たその言葉。

言い訳になるかもしれないけどもう藍沢先生が医局から出て行って50分は確実に経ってる。



もしかしたらもう見つからないかもしれない………


そう思ったら怖かった。


でも「大丈夫！藍沢だぞ？」そう言った藤川先生の顔には妙な自信がみなぎっていて


いつもはなんだか頼りない藤川先生だけど今日はなんだかすごく頼もしかった。




さっきの分かれ道で左に曲がって少しすると藤川先生が「あっ！」と声を上げた。


冴島「どうしたの？」


藤川「あれ…藍沢じゃないか？」



そう藤川先生が指を指したさきには青い服を着た男性。


その青い服は救命のスクラブ。


間違いない…


藍沢先生だ

15→←13

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す