藍沢先生が体調不良6(リクエストOK)

みんさんリクエスト　過労→頭痛→吐血 ページ12

藍沢side


新海「藍沢！この間オペした患者が急変した！今から緊急オペをするが来れるか！？」


白石「藍沢先生！ヘリがあと6分で戻ってくる。脳梗塞の患者さんなんだけど……」


緋山「藍沢！この書類明日までに提出してって！」


横峯「藍沢先生！ＩＣＵの患者さんが急変しました！」




救命と脳外を掛け持っていて毎日救命に脳外に右往左往している。


救命はフェローたちが育ってきたとはいえ人手不足は否めない。

脳外も人手がいるもののまったく使い物にならず脳外も人手不足。


毎日毎日脳外ではオペや急変、書類整理、新人の指導、救命ではオペはもちろん急変に急患、ヘリ担。

どっちも人手不足の今シフトを詰め込んでいるためまったく休みがない。


救命のシフトに入っているというのに脳外に緊急オペで呼びだされたり、またその反対の場合も珍しくない。



そんな忙しい日が１か月ほど続いているが人手不足が一向に解消される気配はなく今日も脳外で新海と日勤、救命で藤川と雪村と当直。


今日の朝から感じていた強い頭痛。

でも今のこの状況では放っておくことしかできず強い頭痛に顔を歪めながらも脳外の医局に向かった。



新海「藍沢！」


医局に行くとすでに新海が自分のデスクでパソコンと向かい合っていた。


「藍沢！」と待っていたと言わんばかりに声を掛けてきた新海。


俺の元に走り寄ってきて

新海「藍沢！これ見てくれ」

と言う新海が見せてきたのは頭部ＣＴの脳腫瘍の画像。



藍沢「……かなり大きいな…」


新海「あぁこの間入院した○○さん。急に腫瘍が大きくなった。3.2ｃｍ」


藍沢「今日患者の家族に話すか？」


新海「あぁお前も同席できるか？」


藍沢「時間に余裕があれば同席する」


そう返事をして自分のデスクに座ると新海も隣に座って話しかけてきた。


新海「お前さあ何日帰ってない？」

そう聞いてくる新海の目は真剣でいつもの笑顔はない。


藍沢「……5日くらい前、夜に帰った…」


新海「嘘つくな。5日前は確かにお前は非番だったが救命の急変のオペに入ったんだろ？」


藍沢「……なんで知ってる…？」


新海「藤川先生に聞いたんだよ。お前が最近ずっと病院に寝泊まりしてるって」



藍沢「………」


新海「で、本当は？」


藍沢「1か月くらいまともに帰れてない……帰っても1.2時間休むか着替えを取りに帰るくらいだ」

2→←作者から

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す