episode*43 ページ2
*
―――貴女side
私はヒナノ先輩に近付いた。
聞きたいことが山ほどある。
『ヒナノ先輩』
「…喋りかけるな」
『どうして私を殺そうとしてきたんですか？』
「……殺さなきゃいけなかったのに。殺さなきゃいけなかったのに…。」
『せ、先輩…？！』
どうしちゃったんだ。
『ヒナノ先輩！事情を話してください』
「…なに？そんなこと聞いてどうするの？私に重い事情があるとか思ってるの？同情するの？」
『…そういう訳では』
「なら、話しかけないで、魔姫さん。体が動けば、今ごろ、あなたを殺してるから」
『…』
天然で可愛いヒナノ先輩は
いなくなってしまったみたいです。
ずっと、私たちを騙していたのだろうか。
寂しく思ったその時、パリーン！！という音が鳴った。
音の方を見ると、生徒会室の窓が割れて、誰かが入ってきていた。
見たこともない、真っ黒な服装の男だ。
「誰だ！」
レイン先輩が声を上げる。
「ヒヒッ…」
男は妖しげに笑っている。深く被ったフードから覗く瞳は橙色で、鈍く煌めいている。
男はスタスタとヒナノ先輩のもとへ直行し、「よっ…と」と倒れてる彼女をお姫様だっこした。
「やあヒナノ、迎えに来たぜェ」
色気あるイケボが、フードの男から発せられた。
「…ふ、《フラント》。やっと来たのね」
「どうやら魔姫は殺せなかったみてェだなァ…」
「ッごめん」
「良い。どうせ�爐△里�方�瓩發�前にはそこまで期待してねェさ」
*
episode*44→←urgent message___急報
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オタク - すごくこの作品が大好きです！無理せず更新頑張ってください (2022年2月23日 9時) (
レス) @page13 id: 069b2b7513 (このIDを非表示/違反報告)
ふてんにぶおんぷ(プロフ) - え。やばい･･･これ、え、書店に売ってそうな話！売ってたら即買いますよお！？スッごく面白いです！続き楽しみにしてます (2018年3月7日 0時) (レス) id: 7ca422baae (このIDを非表示/違反報告)
雪 - いつも楽しませてもらってます！オリジナルなのにこんなおもしろい話を作ることができるなんてすごいです！更新待ってますがんばってください！ (2018年2月16日 23時) (レス) id: 42849da78e (このIDを非表示/違反報告)
大福餅 - この後更新する予定はあるんでしょうか…?あれば楽しみにしてます! (2018年1月12日 18時) (レス) id: 83ab233681 (このIDを非表示/違反報告)
桃華 - すごい面白くて次の話楽しみにしています 頑張って下さい (2017年10月31日 23時) (レス) id: 7db99bd8a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 x他1人 | 作成日時：2016年11月29日 19時
