episode*7 ページ10
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サラサラな真っ白の髪。
透き通るように綺麗な、翡翠色の瞳。
ヒグーマを剣で貫く、小さくても頼もしい背中。
少年の剣に貫かれたヒグーマは即死だった。
「おい、女、大丈夫か？」
『え、あ、はい…』
ドキドキドキ…
やばいやばいやばい。
前の世界と合わせて30年生きてるのに、この感覚は初めてだ。
なんだこれ。なんだこれ。心臓が、心臓がやばい。死ぬ死ぬ死ぬ…
「そうか、大丈夫か、なら良い」
…落ち着け自分。相手は精神年齢なら20くらい歳下のハズだ。
『あの、お名前は？』
「…シンだ」
『シンさん、ですか。』
口に出してみて、噛みしめる。
特別な感じがする。
『シンさん、さっきはありがとうございました』
「…いや、たぶん同い年だし呼び捨てで良いぞ。敬語もいらない」
あ、それもそーか…。
「で、お前、名前は？」
『えっと…』
A・レーナルト。この名を言えば�猖睇鵜瓩肇丱譴襪海抜岼磴ぬ気靴澄�いや、バレても問題ないか？
『私の名前は、』
「！……待て、何か来る」
バッ
シンさん…じゃなくてシンは、私を背に庇った。
惚れてまうやろ！！！！
…しかし確かに、何か来る。
大地が揺れている。
何か、動物の群れが、向かって来る感じだ。
揺れがだんだん大きくなる。
近づいている。
「あれは…！」
シンが驚いている。
シンの目線を追った先は、
約30体以上のヒグーマの群れだった。
．
．
私は呆然とした。
『どうして』
ポツリと小さく溢れる言葉。
「ヒグーマは仲間意識が強いんだ。さっきの仕留めた所を、見られていたのかもな…」
『…そんな』
…そうか。だからシンはヒグーマを一突きで仕留める力を持ちながら、逃げるだけだったんだ。
ああ、くそ、私のせいで。
ヒグーマは魔物の中でも凶暴だ。そんなのが、30も…今度こそ絶望だ。
「「「「ギャァァオオオオオオ」」」」
ヒグーマ達が雄叫びを上げた。
そして、私たちに、襲いかかる。
『…私のせいで、こんな…』
「行くぞ。どうせ、アイツらからは足で逃げられなかった。だから、お前が気負うことは何も無い。魔法で俺を援護してくれ」
『ッ！うん！』
▽▽▽
設定
◆シン
白色の髪
翡翠色の瞳
15歳
将来有望なイケメン(まだ可愛い)
剣士
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むっふぃ〜(プロフ) - ユーホニア大森林が来た時点で私は確信してしまった．．．この作者なら仲良くできｒ(((とても面白いです！これからも更新頑張ってください！！ (2018年9月9日 16時) (
レス) id: 3afe744d97 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - 初音さん» 本当ですね(;ﾟДﾟ) ご報告感謝です (2017年9月2日 20時) (レス) id: ab31b519ce (このIDを非表示/違反報告)
初音 - 28の、「76時間耐久激痛」のとこ、丸3日間なら「72時間耐久激痛」ですよ！ (2017年8月14日 23時) (レス) id: c5530373f4 (このIDを非表示/違反報告)
漆黒の羽(プロフ) - のんいろ。(レオンさん» コメントありがとうございます。お察しの通りです（笑）ぼちぼちですが更新頑張ります(*'ω'*) (2017年3月1日 19時) (レス) id: 19bb651143 (このIDを非表示/違反報告)
のんいろ。(レオン(プロフ) - クラ…サクッス…ユーホニア…あっ(ストーリーが私の好みすぎて続きが気になってしかたないです…！更新頑張ってください！！ (2017年2月20日 17時) (レス) id: 98639aa88e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：漆黒の羽 | 作成日時：2015年12月18日 18時
