オクタヴィネル寮よりこっちの寮が何より怖い【ツイステ】【銀魂】

十一話 ページ14

ｸﾛｳﾘｰ「＿＿＿さて、ユウさん大変残念なことですが……」


ｸﾛｳﾘｰ「あなたにはこの学園から出ていってもらわねばなりません。」


ｸﾛｳﾘｰ「魔法の力を持たないものをこの学園へ入学させるわけにはいかない。」


ｸﾛｳﾘｰ「心配はいりません。闇の鏡がすぐにあなたを故郷へ送り返してくれるでしょう」


ｸﾛｳﾘｰ「さぁ、扉の中へ。強く故郷のことを念じて……」


ﾕｳ「(随分と長い夢だったな)」


ｸﾛｳﾘｰ「さぁ闇の鏡よ！」


ｸﾛｳﾘｰ「この者をあるべき場所へ導きたまえ！」


闇の鏡「…………」


ｸﾛｳﾘｰ「ゴ、ゴホン……もう一度。」


ｸﾛｳﾘｰ「闇の鏡よ！この者を………」


闇の鏡「どこにもない……」


ｸﾛｳﾘｰ「え？」


闇の鏡「この者のあるべき場所は」


闇の鏡「この世界のどこにもない……」


闇の鏡「無である。」


ｸﾛｳﾘｰ「なんですって？そんなこと有り得ない！」


ｸﾛｳﾘｰ「ああ、もう今日は有り得ないのオンパレードです。」


闇の鏡「………」


ｸﾛｳﾘｰ「私が学園長になってから、こんなことは初めてで」


ｸﾛｳﾘｰ「どうしていいか……」


ｸﾛｳﾘｰ「そもそも貴方どこの国から来たんです？」


ﾕｳ「日本の歌舞伎町の一角から……」


ｸﾛｳﾘｰ「……聞いたことのない地名ですね。」


ｸﾛｳﾘｰ「私は世界中からやってきた生徒の出身地は全て把握していますが」


ｸﾛｳﾘｰ「そんな地名は聞いたことがない。」


ｸﾛｳﾘｰ「一度図書館で調べてみましょう。」

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