友達ゲットだぜ! ページ4
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謎の受付? みたいなのを済ませ、クラス表が張り出されているところへ進む。クラス数は……お、6クラスあるみたいだ。さすが私立のマンモス校。
さて、俺は何組だ? せっかくなら『黒子のバスケ』のキャラと同じクラスがいいなー。主人公の黒子とか、美少女の桃井とか。
「はっけーん。俺四組だ」
や っ た ぜ
黒子テツヤいるやん! あとついでに灰崎祥吾。こりゃ友達になるしかねえな。
「俺は五組。やっぱり別れっちゃったか」
「ん? どゆこと」
「いや、全クラス学力が平均になるように設定されるはずだから、俺とAみたいな勉強出来るヤツはバラけるかなって」
「理解」
たし蟹。一組に桃井、二組……は知らんけど、三組は赤司、四組は俺、五組はカルマ、六組は緑間ってな感じで学力トップ面子がバラけてるな。
二組には黄瀬と紫原がいるけど……どう考えても勉強できなさそう(偏見)。
うげ、桃井のクラスに青峰おるやん! おめー幼馴染のくせにいつまで一緒にいる気だボゲ!! 不公平だぞこの色黒バスケ馬鹿!!
「んじゃここでお別れだな。生徒代表挨拶頑張れよ!」
「程々にやるよ。Aは寝ないようにね」
「それ傑ママにも言われたわ。入学式終わったら迎えいくからな!」
「オーケー」
俺とカルマは別々の教室に入る。教室内はほとんど生徒がおらず、やはり俺は早く来すぎてしまったらしい。
っと思ったが……やはりな。ここに黒子テツヤがいる! 灰崎? どーせ遅刻だろ。とにかく黒子だ黒子がいる!! 影うっっっっっっす!!! こんな人数いないのにマジで気が付かなかった!
俺の座席は黒子の前。こんなとき俺が金城でよかったと思うぜ。
自分の席に着き、マイ・エナメルを足元に置く。デカすぎて指定のスクールバッグにしておけばよかったとも思わなくも……なくもない。やはりエナメル、エナメルしかあるまい。
そして椅子ごと後ろを向く。黒子は読書をしている。いや、目の前にいんのに存在感なさすぎな? 俺でなきゃみのがしちゃうね。
「ねーねー、何読んでの?」
「!」
あ、びっくりした。小動物みたい。集中してたのかな? それとも誰かに話しかけられるとは思ってなかったのかな?
「”十角館の殺人”? あー! 綾辻行人の!」
「! 知ってるんですか?」
「知ってるっしょ! 有名じゃん」
ちょっとホクホク顔なのかわいい。
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イカ - 初コメです! 大好きなキャラクター達が仲良くしていることがとても嬉しいです!続きを気長に待っています。応援してます! (8月1日 21時) (レス) @page15 id: f330a14976 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ヨルバ | 作成日時:2023年7月23日 22時