8:『助けたい』 ページ9
『ミカ…血飲まないの？』
ミカが吸血鬼になって約一週間
一向に血を飲む気配がしない
クルルやフェリドは仕事が忙しく監視はAになった
剣の使い方もAに任された
ミカ「…飲まない」
体育座りをして腕に顔を半分埋める
Aよりも少し大きいくらいのミカでも
ここまで弱気になっていたらAの方が姉に見えてしまう
ミカ「…Aとはもう会えないと思ってたよ」
ミカは話題を変えようとAと出会った時の話をする
『私もだよ、ミカが家族と逃げれたらってずっと願いながらも少し寂しかった』
ミカ「寂しかったの…？それに僕たち人間が逃げるのを見守ってたの？」
頭の回転が早いミカでもAの言動は解読できない
『うん、私人間が好きだから でも血は勿論人間から吸うし血なしでは生きていけないでも、殺せない』
ふんわりと笑いながらミカの隣に座る
Aの髪からは密かにラベンダーの香りがした
ミカ「変わった吸血鬼だね…心優しいんだ」
『ミカも充分優しいよ家族を守る為に自分を犠牲にしようと…』
Aはまだ何かを言おうとしたがミカによって塞がれた
ミカ「優ちゃんだけでも逃げれて良かったけど失った代償は余りにも大き過ぎるよ…僕の浅はかな計画の所為で…」
ミカは目に涙を溜めた
透き通った水色の瞳は涙が溜まり
白い綺麗な肌には一筋の涙が溢れた
そんな姿がAの心を揺らがした
___ミカを助けたいと思った
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 175人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結女 - すみません,質問よろしいですか？ この際,聞いちゃいます ミカは,夢主ちゃんと優一郎君どっちが大切な人なんですか？ (2015年12月13日 17時) (携帯から) (
レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - いえ、此方こそいきなりで失礼しました(苦笑) (2015年12月8日 22時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
冬獅子 - お話読みました！いきなりで失礼ですが、一瀬中佐の名前は、紅蓮ではなくグレンですよ！ (2015年12月7日 23時) (レス) id: 03026b5adb (このIDを非表示/違反報告)
歩未@黒バステツ君・終わセラミカ、阿朱羅丸大好き(プロフ) - ミカに質問です。夢主ちゃんのどーゆーところが好きなんですか？ (2015年12月7日 22時) (レス) id: d80d27525f (このIDを非表示/違反報告)
結女 - 初めまして,私結女(ゆめ)と申します。 この作品面白いし,凄くﾄﾞｷﾄﾞｷします！ 更新頑張って下さいね (2015年12月5日 23時) (携帯から) (レス) id: fe5a9bba92 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：愛夢瑠 | 作成日時：2015年11月29日 15時
