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第二十六話 ページ27

〜貴方side〜
ママの後ろを歩きながら、俺は考えていた。




これからどうする。




ノーマン達は、準備を着々と進めている様に見えた。





ということは、ママだって何か策を考えている可能性がある。





いや、きっと何かが動き出す。




俺の中の本能がそう言っている。





「A」

「どうしたの?ママ」

「いいえ、なんでもないわ」






笑顔を見せるママの顔は、いつもより楽しそうに見えた。








そして、その理由はハウスに帰った時に分かった。







「新しい妹キャロルよ。そして、シスター・クローネ。ママのお手伝いに来てもらったの」






そういう事か。





これは予想外だ。





まさか、もう一人大人を連れて来るなんて。







「さ、シスター・クローネ」

「はい。今日から此処で一緒に暮らします。どうぞ宜しく」






シスター・クローネの登場から数時間後。






いつもと同じようにテストを受けた俺達は、自由時間になり外へと遊びに来ていた。








「おいA!鬼ごっこしようぜ!」

「二人じゃ出来ないよ〜ドン」

「なら本を読もう!」

「えぇぇ」








ドンに腕を引かれ皆の元へと連れて行かれる。







今は、本を読んでる暇なんて俺にはない。








この予想外のイベントをどうにか切り抜け、自分の方へと風を向けないと。









途中、木下で三人が話をしている姿を見た。








きっと、アイツらも予想していなかったんだろう。







これから、アイツらがどう動くのか。






それによって俺の行動パターンも考えないと。









〜レイside〜

森の奥へと来た俺達は、シスター・クローネ、そして来たばかりのキャロルについて話をしていた。




「今新人が来たのもデカいぞ。他のどの子供にも痕跡がなくても来たばかりのアイツにはあるかもしれない。」






そう。体の成長と共に消えるくらいの小さな傷が。







「目下三つだ。
一、大人が外を知る鍵ってこと。二、キャロルが発信機の糸口ってこと。そしてもう一つ、何かやっぱママのやり口が変ってこと」

「えっ、ちょっ何?ん?!!」

「や、だって変だろ」







これまでのママの行動を思い返してみると、引っかかる部分が数多くある。







「最初の発信機といい今回といい、そんなんばっか。おかしいって明らかに何かある。お見通しなら、さっさと見つけて即出荷!それでいいだろ」







でも、ママにはそれが出来ない理由がある。

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設定タグ:約束のネバーランド , 男主 , 天才   
作品ジャンル:アニメ
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アニメしか勝たん - 頑張ってください。私はあなたの小説が大好きです。いつもワクワクとした気持ちで見ています。無理する事なく、ちゃんと休んでくださいね。 (2023年1月17日 14時) (レス) @page14 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
ほしの - 滅茶苦茶面白かったです。続きはもう見れないのでしょうか…この先が気になります!更新、何時までも楽しみに待ってます。 (2022年1月26日 8時) (レス) id: 3e0bb8035d (このIDを非表示/違反報告)
ヤイ(プロフ) - とても面白かったです!!!更新頑張ってください!!! (2021年2月22日 21時) (レス) id: a0cd87f974 (このIDを非表示/違反報告)
ノア - とても面白かったです!更新楽しみにしてます。頑張って下さい! (2021年2月18日 13時) (レス) id: b55d75de00 (このIDを非表示/違反報告)
ゆうらり - めちゃ続いて欲しい…この後の展開が気になる、っ (2020年12月23日 23時) (レス) id: e0a13cc95c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ユピノン | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2019年1月30日 0時

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