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素早く地面に降り立ち、ノーマンの接近を確認した俺は思い切って地を蹴り、勢いよく駆け出した
『おーい！ノーマン！どうせあと俺とエマだけなんだろ〜！?(ﾀｯﾀｯﾀｯ』
ノ「残念だけど、あとはA、君だけだよ！(ﾀｯﾀｯﾀｯ」
マジか…エマとノーマンの一騎討ち見逃してた
残り時間はあと2分21秒といったところか…
俺は近くの木々を使って視界を遮りながら、無駄のない動きでノーマンから距離を引き離していく
俺は鬼の血が流れているせいか、運動神経が前世と比べ物にならないくらい高くなっている
『3！、2！、1！……よっし勝った！』
とはいえ、やはり長い間運動していないと体はにぶるものだな
ノ「ははは…流石の運動神経と戦略だね、今回は負けたよ」
『まぁ結構早めにノーマンが近づいてるって気づけたからな』
あと、俺はどうやら五感も長けているようだ
森を抜けると、捕まった子供達が集まっていた
ﾄﾞﾝ「なぁ今度はどっちが勝ったんだ！?」
ノ「僕の負けだよ。本当にAは強い」
『ふぅ、あんまり謙遜しないでくれよ。ノーマンがちゃんと本気出したら、俺は負けてたさ』
ノーマンの頭脳に比べたら俺なんてちっぽけな存在ですから
エ「くやし〜！なんで！?なんでノーマンとAはあんなに強いの！?」
ふとレイの方を見ると、エマがなにやら疑問を投げ掛けていた
レ「問題。現状、ノーマンとAにあってエマにないものはなーんだ」
エ「え！?いっぱいありすぎて…」
レ「戦略だ」
エ「！！」
レ「確かにノーマンとエマでは、単純な身体能力はエマの方が上だろう。Aは仕方ないが」
誰が仕方ないがだよ
レ「でも、ノーマンは頭(ここ)が強い、ハンパない。そしてこれは鬼ごっこ。まさに戦略を競う遊びなんだよ」
自分の頭をトントンと指差しながら、続ける
レ「状況を観察・分析し、常に敵の手をよんで利用する思考が必要になってくる。身体をフルに使ったチェスみたいなものだ」
ほんと例え方うまいな、レイ
エ「鬼ごっこが?」
レ「少なくとも、こいつがやってるのはそういう遊びだよ」
ノ「そこが鬼ごっこの面白さでしょ?」
レ「な?だから強いんだよ」
『ほんと、脳内バケモンだな()』
何となく意味不明な言葉をなげかける
ノ「で当然レイとAにもあるんだ、“戦略”ってやつが。2人は僕なんかよりずっと策士だよ」
.
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月25日 1時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - 初見朧さん» 有難うございます！こうして続編に繋げることができたのは、読んで下さっている皆様のお陰です！本当にありがとうございます！ (2020年5月6日 13時) (レス) id: 3c6017527e (このIDを非表示/違反報告)
初見朧(プロフ) - 初めまして、初見朧です。遅くなりましたが、完結おめでとうございます！約ネバ好きとして、楽しく読ませていただきました。続編も頑張ってください！ (2020年5月6日 8時) (レス) id: 2c57213a78 (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - あやめさん» あれ嬉しすぎてにやけが‥‥よし、続き書こう←チョロい (2020年5月5日 16時) (レス) id: 3c6017527e (このIDを非表示/違反報告)
嬢症鬼龍(プロフ) - すややさん» なんとありがたいお言葉.........！！そのお言葉だけで更新がんばれます！本当に感謝の限りです(泣) (2020年5月5日 16時) (レス) id: 3c6017527e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嬢症鬼龍 | 作成日時：2020年3月7日 17時
