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私は二人を見送って、廊下を歩いてノーマンの元へ戻ろうとする。
もう悩んでいるのは終わり。
スミーの死も認めるしかない。
歩み止めるのはもう終わり。
さあ、進もう。
ノーマン「A」
「ノーマン！」
すると廊下の先にはノーマンが立っていて微笑んでいた。
私はそれを見てパッと笑顔になりノーマンの元へ駆け寄る。
ノーマン「大丈夫？」
「うん、平気。
それよりノーマン！久しぶりに会ったんだもん。
いっぱい話しようよ！」
私はそう言ってノーマンの手を握った。
ノーマンは驚いたように眉を寄せていたけれど、
フッと笑えば私の手をギュッと握り仕返してくれた。
今日だけ忘れたい。
辛かったことも怖かったことも悲しかったことも全て。
ノーマン「うん、僕もAと話したいって思ってた所」
ノーマンはそう言って前と変わらない笑顔を見せてくれた。
私はその笑顔が大好きだ。
ノーマンは私の大切な家族。
家族の笑顔はいつ見ても心が温まる。
「良かった…本当に変わってない。
ノーマンだ」
ノーマン「…」
私はそう言って隣を歩くノーマンに微笑んだ。
ノーマンはそんな私に困ったように眉を寄せるけれど、
私は苦笑いをする。
不安だったんだ。
ノーマンがボスと慕われて。
遠い存在になったって思ったけれど。
でも違った。ノーマンはノーマンだ。
「私の隣にいてくれてありがとう、ノーマン」
私はそう頬をかきながら言った。
なんだか照れくさいね、なんて私は言って話題を変えようとした。
でもノーマンはそんな私に微笑んでくれた。
繋いでいる手がより一層強く暖かく包む。
ノーマン「僕の方こそ、ありがとう」
「わっ…」
ノーマンは私の手を引っ張った。
私は驚いたけれどノーマンの顔を見つめた。
ノーマンは私の腰に手を回して、片方の手は私の手をギュッと握りしめた。
私はそんなノーマンに驚いて目を見開く。
ノーマン「生きていてくれてありがとう。
僕に、また希望を与えてくれた」
「！…」
ノーマンの笑顔に太陽が差し込んで、キラキラ見えた。
ノーマンって、こんなキラキラしてたっけ…？
私はそんなノーマンに顔が熱くなった気がした。
こんな、女性として扱われるのは初めてだからかな。
「…お互い様だね」
ノーマン「そうだね」
私達はそう言って笑いあった。
久しぶりの再会で、積もる話がたくさんある。
日が沈んでも、寝るのが惜しいくらいだ。
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白楊(プロフ) - 似たような内容の小説を読みました (3月27日 12時) (
レス) id: 9084a50d79 (このIDを非表示/違反報告)
暁月臨(プロフ) - あぁぁぁぁぁぁぁ…好きです…！！！ゆっくりでも更新していただけると嬉しいです…！！！気長に待ってます！！ (1月16日 17時) (レス) @page17 id: efeff932b9 (このIDを非表示/違反報告)
菜々美(プロフ) - 更新ありがとうございます！！待ってましたー！！！ (11月28日 16時) (レス) @page16 id: 8f4a0109ee (このIDを非表示/違反報告)
黒灰白有無％(プロフ) - 更新ありがとう御座います。度々読み返させて頂いていて毎回素敵な作品だと実感します。是からも応援しております！無理せず自身のペースで頑張って下さい！ (11月25日 22時) (レス) @page15 id: 1ab55170b6 (このIDを非表示/違反報告)
すーぱーぬこ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！！！ずっとこの神作品の更新を楽しみにしていました！すごくうれしいです、、、 (11月25日 21時) (レス) id: 772e354f53 (このIDを非表示/違反報告)
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