今日:3 hit、昨日:7 hit、合計:1,481 hit
小|中|大
私が孤児院を出た日.8 ページ16
「晩御飯か〜……
冷蔵庫何かある?」
「特に無かった。」
ハルお姉ちゃんは夕飯担当……って所か。
確かにしっかりしてるし料理上手のイメージ。
「そっかぁ……よし、出前取ろうか!」
お母さんの一言に数名が沸き上がる。
出前は孤児院では取れなかったから、
初だと思う。
以前はもう思い出せない。
思い出したくないを
携帯でメニューを調べるお母さんを、
私も含めた全員が覗き込んで
あーでもないこーでもないと口をだす。
この人数だときついけど、
なぜか嫌いじゃない。
いや、寧ろ好きなのかもしれない。
孤児院では、、、って比べ過ぎか。
「中華とかでいいかなぁ……」
「俺はなんでも。」
凉お兄ちゃんの
一声に皆が頷き今日の晩御飯は中華になった。
私は炒飯を頼ませてもらった。
だが、なかなか注文しない。
「まだかなぁ……」
心來お姉ちゃんが発した言葉の意味は、
その時はわからなかった。
「只今ー。」
6人目が、居るようです。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
1人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2020年11月7日 8時