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私が孤児院を出た日.8 ページ16

「晩御飯か〜……
冷蔵庫何かある?」


「特に無かった。」


ハルお姉ちゃんは夕飯担当……って所か。
確かにしっかりしてるし料理上手のイメージ。


「そっかぁ……よし、出前取ろうか!」


お母さんの一言に数名が沸き上がる。

出前は孤児院では取れなかったから、
初だと思う。



以前はもう思い出せない。
思い出したくないを



携帯でメニューを調べるお母さんを、
私も含めた全員が覗き込んで
あーでもないこーでもないと口をだす。

この人数だときついけど、
なぜか嫌いじゃない。

いや、寧ろ好きなのかもしれない。

孤児院では、、、って比べ過ぎか。


「中華とかでいいかなぁ……」


「俺はなんでも。」


凉お兄ちゃんの
一声に皆が頷き今日の晩御飯は中華になった。

私は炒飯を頼ませてもらった。

だが、なかなか注文しない。


「まだかなぁ……」


心來お姉ちゃんが発した言葉の意味は、
その時はわからなかった。


「只今ー。」


6人目が、居るようです。

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作品ジャンル:ラブコメ, オリジナル作品
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作成日時:2020年11月7日 8時

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