第3戦 ページ4
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「はぁ…やっと着いた…」
長ったらしい廊下を歩いてようやく着いた。
コンコンとノックすると
「どうぞ。」
少年のような、でも何処か大人びてる声が聞こえ、遠慮なく入った。
「天、ブラック本丸の報告について…」
そう言い終わる前にヒュンッときらりと光った何かが飛んでくる。
｢よっと……｣
ガキンという音がしたので見てみると鳴狐が塞いでくれていた。
「蛍丸…いい加減にして……」
「いつか辞めるよ。ほらほら話してる暇なんてあるの？」
「……っ！」
どうやら蛍丸が私に切り掛かろうとしていたけど私はそれを躱し、鳴狐が止めた。
何度か見るのその光景にうんざりしていると
「どうしたんだい？A。早く報告しないのかい？」
声がする方を見ればニッコリと腹立たしい笑顔を見せる男--天がいた。
「天…」
「いい加減部屋に入ったら蛍丸に切り掛るように命じるの辞めてくんない？命がいくつあっても嫌なんだけど。」
そう言うと、
「アハハ！酷いなぁ、Aってば。上司のお茶目なジョークじゃない。あー蛍丸もういいよ。」
「ほいほーい。」
蛍丸はさっきまで睨み合ってたのが嘘のように鳴狐とソファに座った。
「はぁ、鳴狐の疲れが取れなくなったらどうしてくれんの？」
「嫌だなぁ。ここに来たんだったら疲労なんて無くなることぐらい知ってるでしょ？」
カラカラと笑う天。まるでそこだけを見るとまだあどけない少年のように見える。
「知ってるけど……あぁ！もう！報告してとっとと帰るから！」
「んー、連れないなぁ。まぁいいや。しょうがない。」
翔の報告通りに報告するとふむ、と頷いた。
「今回も外れ…か。ありがとう。お疲れ様、帰っていいよ。」
よっしゃー！解放じゃー！！たっぷり寝れるー！！！
「……と言いたい所だけど、Aにはもう少し仕事をしてもらうよ。」
「………は、」
「はぁあああああああ！？！？！！」
続く (更新停止中)
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作者名：霧雨 x他1人 | 作成日時：2017年2月6日 0時
