６８話 ページ30
ユウリサイド
「「「ごちそうさまでした！」」」」
ド「よっしゃ！上手くいきゃ明日にはＢ０６−３２だ!!」
ナ「がんばればね」
「「じゃあ頑張る!!」」
「でもお別れは寂しいよぅ」
「だね」
『ギルダ?どうしたの?』
ギ「あっいや…計画のズレについてちょっと…」
ラ「ズレ?」
ギ「考えていたのソンジュが教えてくれたあの昔話…。別の世界が別にあるのは希望よ。でも鬼側の世界に人間の社会がないのは私たちの計画にとって不利だわ。期待していた人間の集落がない…」
そりゃな…
『紛れることもできないし、フィルたちを迎えに行くのにも人員がいる』
どうするか考えないとってことね。
レ「その通りだ」
エマがソンジュの方に行く。
エ「ソンジュ。私達みたいなのは?他の脱走者。知らない?旅をしていて噂とかでも聞いたことない?」
レ「農園はたくさんある。ミネルヴァが他にも手引きしている農園があるかもしれない」
ラ「あっそうか。なら俺たち以外にも出てくる奴らがいるかも…！」
その期待は‥‥淡く散ることになる。何度も潜入を行ってきて何度もミネルヴァの本は見てきた。
しかし、その暗号に気付いた人間は少ない。
ソ「聞かないね。たとえいたとしても１人２人。ほんの少数だろう。」
エ「！」
ラ「えっ」
エ「どういうこと？」
ソ「そもそも一口に農園と言っても色々あってな。ＧＦみたいな高級農園はごくわずか。ほとんどが量産農園なんだよ」
量産型農園。軍でも現在まで何度も話し合いが行われて現在準備が進められている。
ト「量産農園?」
ソ「安価量産型の農園。劣悪な環境でただ生かし太らせ出荷する。」
そこで生まれた子供は言葉も解さず、名前も、意思もない。逃げようなんて考えない。
考えたとしても逃げられないだろう。
ソ「因みに量産農園が数百とある中、高級農園はわずか４つ」
ド「４つ!?たったの!?」
ミネルヴァの手引きがあるのはＧＦを除いて３つ。全員が全員私たちのような芸当ができるわけじゃ
ない。出られたところで訓練を受けていないましてや子供が生きていられるか。その危うさは彼らも
身を持って味わった。脱走者はあまり期待できない。
ソ「‥‥だが、盗難ならば稀に聞く」
人間を食いたいがために農園を襲う奴ら。そんなのがごく稀にいる。
ソ「使えるとしたらそこだと俺は思うね」
それは使い方次第で変わる
ソ「何にせよ高度に知能を持った…お前達みたいな人間は農園外では――以外ないそれが現実」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 35人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
lkwisterven - ドラゴンさん» いや行かなくても平気だと思う (2019年7月28日 0時) (
レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» へえ…僕、５０話いってない気がする‥ (2019年3月5日 22時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - ドラゴンさん» 今、自分の作品で確認してみたら、話が50ページまで書き終わると自然に続編に続行っていうのが出てくるみたい (2019年3月5日 20時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - アリアドネさん» やり方わかんないんだよねえ… (2019年3月5日 17時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
アリアドネ - この作品の1の方でちょっとしたの方に続編ってところがない？ (2019年3月5日 16時) (レス) id: 7e8b7eb3c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：厨二病のドラゴン | 作成日時：2019年3月4日 19時
