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レ「まずいな…、鬼の配下がもう1人…。
しかもまた嫌な場所に住みつきやがった」
片付けた空き部屋は2階、並ぶ子供部屋の中央。
ノ「食料庫のスペース確保、予備リネンの点検。
僕らは敵を迎え入れる準備をみすみすさせられていたってことだ。
考えればわかったのに…!」
ノーマンは悔しそうに木を叩いた。
レ「けど、わかっても防ぎようはなかったろう。
何をそんな…」
ノ「防げたとかそういうことじゃない…。
ママはヒントをぶら下げていた……。
ただ不意打ちを与えるだけならあの3つの仕事はさせていない」
この状況でこんなこと思っちゃいけないのはわかってるけど、やっぱりママはすごい。
それと同時に不安がよぎる。
私がママを超えることができるのか、と。
ノ「あのママを…
あの母を超えなければ脱獄はないんだ」
レ「_____でも、だったらそう怯ませるのも狙いなんじゃね?ママの」
…え?
レ「相手のペースに乗ってやるこたねぇだろ。
最後に逃げちまや勝ちなんだ、俺達のな。
ってなわけで嘆いても敵を喜ばせるだけ、逆に喜んでやろうぜ」
エ「え?」
レ「情報源が増えたってな」
レイの一言でハッとした。
そうだ、こんなところで弱気になっちゃダメだ。
『キャロルとシスター…』
レ「そう、丁度情報がほしかった。
その意味では悪くない」
エ「“タダでは負けない”」
レ「_____ああ、最後に勝つのは俺達だ」
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aya(プロフ) - 亮さん» ありがとうございます!普段かっこいいのにこういう可愛いとこ見せられるとやばいですよね!! (2019年3月11日 13時) (レス) id: 6d4173b257 (このIDを非表示/違反報告)
亮(プロフ) - 最新話読みました!からかったのに不意打ち食らってるレイ可愛すぎる(*゜д゜*) (2019年3月10日 14時) (レス) id: 484601c75e (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 亮さん» めちゃくちゃ分かります( ˙-˙ )ほんとレイってズルいですよね(笑)更新不定期ですが、これからもよろしくお願いします! (2019年2月24日 20時) (レス) id: b747948d14 (このIDを非表示/違反報告)
亮(プロフ) - 意地悪なのにいざというときにあんな行動するレイが反則すぎます(((*゚д゚*)))10歳組唯一の夢主ちゃんが今後どう動いていくか楽しみです!! (2019年2月23日 5時) (レス) id: 484601c75e (このIDを非表示/違反報告)
aya(プロフ) - 星雲さん» こんなこと言われたら兄弟でも惚れますよね(笑)コメントありがとうございます、更新頑張ります! (2019年2月4日 19時) (レス) id: b747948d14 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:aya | 作成日時:2018年12月30日 22時