猫の群れはマネージャーを求む【音駒】

反応 ページ29

・




キャアアアアアアアアアアアア！！！！！！



生徒A「久しぶりのAさんカッコイイ…！！」



生徒B「でも今日手振ってくれないね…？」



生徒C「あれ？なんかカバンにいつもはついてないストラップいっぱいついてる…めっちゃ可愛いし」



生徒D「え、どうしたのかな…いつものAさんならカッコイイ物買うよね？」



生徒A「てかストラップとか付けるお方じゃないのに」



黒「おい、先に行くなら行くって言えよ！」



「あ、クロおはよ。…ちょっと、やることあって。研磨は？」



黒「寝てたから起こして置いてきた」



「私の愛しの研磨を置いてけぼりにするなんて…」



黒「てか騒がれてんなぁ」



「…ん、でも私ちゃんと言うよ」



黒「！」



生徒C「あ、あのAさん！！これ受け取って貰えますか！？」




「…ごめん」



ザワッ



「私、王子でもなんでもない…ただの女子生徒。みんなに幻滅されるかもって怖くて王子の仮面をかぶりつづけてた。…でも私、ほんとは可愛いもの好きだしみんなみたいにお揃いのもの買ったりしたい。



だから、ごめんね。私みんなの王子様ではもういられない。王子みたいな優しい言葉なんて言えない。私、もう普通の女の子に戻るから。気持ちは嬉しいけど…私に淡い期待を抱いてる子はやめた方がいいよ。それじゃ…クロ、行こ」



黒「お…おぉ……」








海「A、色んなところで噂されてるね」



夜「音駒のトップだったもんなぁ！」



「やめてよ恥ずかしい…」



黒「でも良かったじゃねぇか、噂されてる内容が」



リ「王子じゃないAさんもめっちゃ王子感漂ってない？」



犬「可愛いもの好きなAさん可愛すぎない？」



芝「王子わざわざやってたAさん尊すぎない？」



「「「って、クラスの女子が言ってましたー！」」」



「ご丁寧にドウモ！！！！！！」



山「Aさん女神すぎて俺は辛いです」



「え、じゃあマネージャー辞めよっか？」



「「「「！？！！？！！」」」」



山「ななななななななな何でっすか！？やめてくださいいてくださいAさんがいるから俺らは頑張れるわけだしAさんいないとあああああああ」



「冗談wwwwwwwww …大丈夫だよ、もう逃げたりしない。みんなのそばにいるって誓ったから」ニッ



黒「！…んじゃ、始めるぞ！！！！！1次予選は目の前だ！！！！！」



「「「「オス！！！！！！！」」」」

3年生→←終了

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す