027 『水柱』 ページ29
「む……無理…」
「はいはい張り切って行きましょう」
「無理です!」
現在夢の女子高校生こと森本花奈を弾幕レッスンという世にも恐ろしい訓練でいじめているのは完璧で瀟洒なメイドこと十六夜咲夜さん。
なんでこんなことになっているのかというと私が弾幕が出せたことを自慢して使いこなせるようになりたいと言ったらこうなりました……ん? 自業自得……?
「あらあら、苦戦してるようね咲夜、私がお手本を見せてあげたほうがいいかしら?」
「も、申し訳ありませんお嬢様! 何分こういったことは始めてでして……」
「いいからいいから、今なら忌々しき太陽も出てないし教えてあげられるわ」
私が教えてもらってるとどこからか現れたレミリアさん、咲夜さん、私のせいで怒られてしまってホント申し訳ないです……。
「まぁちょっとストレス発散も兼ねてスペル使わせてもらうわよ」
「え?」
スペル? なんだろう、咲夜さんは何か焦ってるように見える。
「ちょっと離れててね…………神槍『スピア・ザ・グングニル』!」
レミリアさんが叫ぶと同時にレミリアさんの周囲に赤い光を放つ大きな球体が出現し続ける、それは光の強さも大きさも私の弾幕の何十倍ものものだった。
その赤い球体がレミリアさんの手の中に集まっていく、すると弾幕と同じように光を放つ赤い槍が出現した、それをレミリアさんは振りかざして……―――――投げた。
それは一直線に飛んでゆき近くの湖に落ちた。すると耳をつんざくような轟音と共に十数メートルにはなるであろう巨大な水柱が立った。
「ふぅ……スッキリしたわ。さ、練習を始めるわよ」
……私はこの世界で生きていけるのでしょうか?
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阿須波(プロフ) - 雪猫さん» うぐ……言うてくれるな (2016年11月25日 18時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» だねw誤字脱字無くなったと思ってたのにw (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 雪猫さん» ぽっちゃりみたいになってしまった(笑) (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» ぽったりになってるよー←ぴったりの間違いでは? (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - レモンジュースさん» いやー僕の名前実在の神様の名前を元にしてるんだけどこのストーリーにぴったりだったからw ちなみに足場と旅立ちの神様で宮中の守護神、夜久さんにぽったりでしょ?w (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
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