021 『開花』 ページ23
「うっ……っはぁー!!」
紅く染まった巨大な館、その館から見ても一際大きく立派なバルコニーで背伸びをしている少女が一人。
その正体はこの物語の主人公にして私こと森本 花奈、鼻の女子高校生です。
何でこんな所にいるのかという説明を簡単にしますと、レミリアさんから時間がなくてあまり霊夢から聞けなかったこの世界の情報を聞いていたんです。
それがまぁ長くて難しくて信じられなくて私が「本当ですか?」と言う度に弾幕を張ったり羽を動かしたり飛んだり時間を止めたりして納得させてくれました、大体は理解した今となっては申し訳ない……
にしてもあの弾幕、「貴女は霊夢に似た力があるから出せるかもね」とは言われたけど出せる気がしないというか…今の情報化社会でも弾幕を出せる人間等一人も見たことがない。
「弾幕、かぁ……」
「あら、お悩みのようね」
「!?」
一人言を喋っていたらいきなり横に咲夜さんが現れた、心臓に悪いからやめてほしいです……
「いやぁ弾幕なんて出せるのかなぁ、って」
私が苦笑いしながらそう言うと真剣な顔になって咲夜さんは答えてくれた。
「外の世界で出来なくてもここでは出来ることが多いわ、外の世界では神力こそ健在なものの霊力も妖力も皆無に近いほど失われている、でもこの世界でそれらの力に触れて、なおかつお嬢様が言ってるだけだから私に確かめようはないけど霊夢に似た力を持っているんなら霊力が高い可能性もあるわ。それにこの世界に迷い混んでくる人間は大抵『普通じゃない』のよ」
「へー……」
つまり私は普通じゃないんですねそうですか。
「まぁ簡単に言うと外の常識に囚われるな、ってことよ、色々試してみなさい」
「はい」
………プチ修行でもしますか……
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
〜約一時間後〜
「うぅ〜……」
出来ないです、かれこれ一時間位立ってますけど弾幕どころか光もしないです。
でも一時間も何の糸口もないなかこれだけ頑張れたのはやっぱり理想を見たからであろう。
外の世界ではまず見れない弾幕、その美しさを目の当たりにして魅了されたのだ。
しかし未だ何も掴めない、これ以上同じことを繰り返しても何も起こらないだろう。
だからこれで最後、と弾幕をイメージして目を見開いた時、それは起こった。
「……え?」
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阿須波(プロフ) - 雪猫さん» うぐ……言うてくれるな (2016年11月25日 18時) (
レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» だねw誤字脱字無くなったと思ってたのにw (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 雪猫さん» ぽっちゃりみたいになってしまった(笑) (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» ぽったりになってるよー←ぴったりの間違いでは？ (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - レモンジュースさん» いやー僕の名前実在の神様の名前を元にしてるんだけどこのストーリーにぴったりだったからｗ ちなみに足場と旅立ちの神様で宮中の守護神、夜久さんにぽったりでしょ？ｗ (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
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