013 『夜の支配者』 ページ15
「ようこそ紅魔館へ、私は館主のレミリア・スカーレットよ、宜しくね」
只今私こと華の女子高校生森本花奈は吸血鬼の前に立たされています。
これもう事情知らなかったら死刑現場だよこえーよ。
というか起きてから私の拒否権というか基本的人権全て剥奪されてる気がするんですがそれは
「そんなにこわばらなくていいわ」
いやいやこわばるわ、と私が心の中でツッコミかけた時、レミリアの顔が真剣なものに変わり話を続けた。
「貴女がいきなりこの世界に来てしまって混乱していることは私も理解しているつもりよ、
その上での今回の提案。衣、食、住全て充分に与えるからここに住んで欲しい、それだ
け。とって食おうなんて思ってないから安心してちょうだい」
……こんな顔で真剣にお願いされて断れる訳ないじゃないか…ずるいよね
絶対この子人の扱い方知ってるわ…
「……これからよろしくお願いします」
「ええ、よろしくね。……あ、私の自己紹介をもう少ししましょうか、これからいちいち説
明するのも嫌だしね」
あ、そうだった。衣食住の問題が多すぎて忘れてたけどなんか血を吸うだのなんだの言ってたんだこの人
「改めて紹介するわ、私の名前はレミリア・スカーレット、そして貴女を連れてきたメイド
は十六夜咲夜、私の信頼する駒よ」
駒、といったとき少しムッとしたが咲夜さんは頭を下げている、それ程レミリア『ちゃん』が信頼できるってことなのかな
というかこの子どう見ても小中学生なのによく喋るな
「そして私は吸血鬼、貴女達外の世界の人間が想像するように十字架で倒せるなんてことは
ないけど日光と流水は忌々しいわね。」
……最近の小さい子はなりきるのが好きなのかな？
「それと、貴女が妖怪に慣れてないようだから教えるけど基本的に妖怪は人を食物として見
てるわ、中には友好的なのもいるけど戦闘になったらまず勝ち目はないから注意しなさい
……まぁ霊夢みたいな例外もいるけどね」
…きいて奥様人間が食物ですって、今日の夕飯は困りませんわおほほほほほほ…
なにここ地獄?
「…何考えてるのか知らないけど話は聞いてね、さっきも言った通り私は吸血鬼、500の時を生
き、運命を操る夜の支配者、闇の中で私に逆らえる者など存在しないわ」
……なんだ只の化物か
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 17人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
阿須波(プロフ) - 雪猫さん» うぐ……言うてくれるな (2016年11月25日 18時) (
レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» だねw誤字脱字無くなったと思ってたのにw (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 雪猫さん» ぽっちゃりみたいになってしまった(笑) (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
雪猫(プロフ) - 阿須波さん» ぽったりになってるよー←ぴったりの間違いでは？ (2016年11月25日 17時) (レス) id: 4502338fd1 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - レモンジュースさん» いやー僕の名前実在の神様の名前を元にしてるんだけどこのストーリーにぴったりだったからｗ ちなみに足場と旅立ちの神様で宮中の守護神、夜久さんにぽったりでしょ？ｗ (2016年11月25日 17時) (レス) id: b6c158c874 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
