検索窓
今日:16 hit、昨日:11 hit、合計:108,682 hit

まだかまだか ページ43

トド松side

今日はAちゃんが来る日なんだよね…。それで楽しみにして早起きしたんだけど…。

全員起きてるんだよ!わかりやすすぎるよ!!
…まあ、ボクもだけど…。
みんな普段だったらパチンコだったり、ナンパだったり行く以外は昼にならなきゃ起きないのに!
しかも母さんまでいるし…。

そういえば、時間決めてなかった!やっと肝心なことに気が付く。うわ、こんなこと普段ならしないのに…。思わず唇を噛むと、横からおそ松兄さんがだれた様子でこちらにもたれかかる。

「なあ、トッティー…Aちゃんまだなのー…」

てかこっちが聞きたいし!

その時したスマホの通知音に全員が覗き込む。

あ、集まんないでよ!

「お、今からくんの!?」

「カラ松ガールの為にも、部屋をbeautifulにする必要があるな…」

「珍しくいいこと言ったね!掃除しよっか!」

「まあ、いいけど…」

「わーいAちゃんだー!!!!」

全員がわいわいと言いながら十四松兄さんを筆頭に騒ぎ始める。
あーもう、バタバタしないでよね!

「やめなさい!ホコリが立つ!」

鶴の一声とでも言うのだろうか、騒ぎは収まり黙々と6人は掃除を始める。さすが母さ…

「で、もちろん母さんにも会わせてくれるわよね?」

彼女はこちらに爽やかな笑顔を向けた。
………うん、さすが母さん。

「いちお言ったけど…期待しないでよね。」

「あら、わかんないじゃなーい」

母さんが言ったと同時に返ってきた返事。丁寧で気遣いに溢れている。

「OKだって…」

「やっぱりね!さすがAちゃん…ってとこかしら。」

「いや、会ったことないじゃん!」

「お菓子も母さんと父さんの分まで買ったって…。」

「お菓子!?やったーー!Aちゃん早く来ないかなっ!!」

「そ、そこまでしてもらっていいのかな!?」

「なーに、問題ない。その分もてなせばAはきっと満たされ…」

「……うるせえ」

「ぐは!!」

「やべー、超楽しみだわー」

いつものやり取りに顔をしかめていると、母さんがこちらに向き直って笑って言った。

「にしても、ほんとにいい子ねー!」

「……うん」

いい子、いい子なんだよなあ…。Aちゃんのことを思うと何だかやり切れない感情がする。穏やかな暖かいもののような、こらえきれない熱いもののような…。

「トッティー手伝ってー!」

「あ、うん!」

呼びかけに応えて、考えを止めた。

ケーキ優先→←行きは良くても


  • 金 運: ★☆☆☆☆
  • 恋愛運: ★★★☆☆
  • 健康運: ★★★★★
  • 全体運: ★★★☆☆

ラッキーアイテム

革ベルト

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (45 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
102人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 逆ハー , 恋愛   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:なえ | 作成日時:2016年8月13日 13時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。