日程確認 ページ41
昔のなごりからか、5時半に目が覚めてしまった…。…二度寝しちゃおうかな。でも、今日は引越しの挨拶に行くんだよね。
布団の中でごろごろとしながら脚を組み替える。時間はいくらあってもいいし…。布団から出て伸びをする。
うん、着替えてお菓子でも買って行こう!
アパートの方は両隣と大家さん。日持ちがするようなもの。松野さんの所は在宅だろうからケーキなんかの洋生菓子。甘い物のことを考えている時の顔は、真剣そのものだ。
洗面所の鏡に映り込む自分の顔に軽く吹き出して蛇口を捻る。ひんやりとした水に毛穴がきゅっと閉じる。細く真っ直ぐな黒髪にはくっきりと寝癖が付いている。また吹き出しながらヘアウォーターを全体に吹き付けていく。髪を梳かしながら、眼鏡に手をかけようとしたその時、一松さんの言葉が浮かぶ。
「あとさ、眼鏡取ったほうが可愛い。」
彼の自分を見透かしたような目が浮かぶ。ぽっと顔が熱くなるのが分かる。
………今日は、コンタクトにしよう。
いやー…わたしって単純だな…。
鏡に映り込む表情を次々と変えながら、身支度を終える。
朝ごはんがゆっくりと食べられることは、とても幸せだと思う。
オーブントースターから甘い湯気が漏れている。自然な甘みをいっぱいに味わいながら、頬を緩ませる。
『幸せだなー…』
元から料理は好きだったが、OL時代は時間が全く足りず栄養補助食品を押し込むのが常だったのだ。
朝から手間をかけたハニートーストの最後の一口を味わう。うん、とっても美味しい。
『ごちそうさまでした。』
手を合わせて時計を見る。洗い物が終わって…7時半くらいになっちゃうね。でも、贅沢な時間って感じ。幸せ…。
予定通りの時間に達したのを確認して、玄関を出る。もう、早朝というのは無理があるかな?
商店街の方向へ向う。
ケーキ屋さんか何かがあったらいいな。
あった!可愛いケーキ屋さん…。少し小さいけど、このくらいの方がいいかも。
「いらっしゃいませ。」
ケースにならぶ色とりどりなお菓子。ほんと、見てるだけで幸せな気持ちになる。
まずはアパートの方の。
クッキーなどの焼き菓子の詰め合わせを三箱。
『この詰め合わせを三つ』
「かしこまりました」
次に松野さんの所…
- 金 運: ★☆☆☆☆
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作者名:なえ | 作成日時:2016年8月13日 13時