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音楽会の日
私は、毎回音楽会には出ている。
本当は、嫌だけど
それを言えずにいる。
今回は、時間がなくて
遅く行くとは言っといた。
ピンポーン
「遅くなって申し訳ありません。井川Aです。」
ガチャ
「あら、Aちゃん待っていたわ。早く上がって」
この方は、小島さん
婦人会の部長をやってる。
ひばりヶ丘で1番はこの人。
「お邪魔します。おばさま、もう音楽会は終わってしまいましたか？」
「いえ、まだ1人残っていたのよ」
「そうですか。それなら、良かったです。」
「遠藤さん家の娘さんがね」
「そうなんですか。」
「弾けないとか言っているの、面白い冗談だわ」
「それって・・・」
「さぁ皆さんAさんが来ましたよ」
「どうも、こんにちわ」
「「「こんにちわ」」」
始めて見る子がいた。
その子は、下をじっと見て、ただ黙っていた。
私は、その子に近づいた
「あなたが・・・遠藤さん家の娘さん？」
「えっ・・・あっはい」
「おいで、おばさまピアノのお借りをしてもよろしいでしょうか？」
「えっ・・あっ良いけど」
「ありがとうございます」
ピアノの前まで行き
小さい声で言った
「ピアノ弾けないだって？」
「・・・はい」
「それが当たり前なのよ。大丈夫、今から言う事をやってね」
「はい」
「まず、こことここを押して」
〜♪
「次は、ここ」
〜♪
「それを繰り返してね。終わるときは、また言うから」
「はい」
「じゃあ弾いて」
〜♪〜♪
私が遠藤さん家の娘さんのピアノの音に合わして、弾く。
何分か弾いて
〜♪
「そろそろ終わりだからゆっくり押して〜」
音が遅くなっていく
「そう、じゃあ弾くのをやめて」
押さなくなって最後に私が勢い良く
ジャン!!と鳴らして終わる。
「完璧」
そう言ったら笑顔が出てきて
嬉しそうな顔した
「おばさま」
「なんですか？」
「この子は本当にピアノが弾けないんです。ましてや今回が初めてですし、なんの用意もしてないと思うんですよ。だから、この子が1人で弾くのは来年からで良いでしょうか？」
「え、えぇ良いですよ。素晴らしい演奏でした」
引きずった笑顔で言い、拍手した。
「ありがとうございます。それじゃあ私は時間ですので」
「ありがとう、今日は来てくれて」
「いえいえ、おばさま今日はありがとうございました。」
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みぃな(プロフ) - メインじゃない人にきゅんきゅんしてしまった。(笑)更新fightです！ (2014年7月26日 16時) (
レス) id: 56603b4943 (このIDを非表示/違反報告)
mika(プロフ) - はじめまして！夜行観覧車の小説探してたんです♪これからも更新頑張ってください☆!! (2013年2月9日 11時) (レス) id: ac4758ed41 (このIDを非表示/違反報告)
里桜 - ありがとう☆みぃは何の部活やってるの？里桜はバレー部だった☆もう引退したけど。でも、高校行ってもバレーは続けたいと思ってるんだ。ってか高校いけるかな…。 (2013年1月21日 17時) (レス) id: ede8e98932 (このIDを非表示/違反報告)
みぃ - そんな！気にしないでください！タメで良いし、「みぃ」で良いですよ＼(^o^)／ (2013年1月20日 21時) (レス) id: bc18b71093 (このIDを非表示/違反報告)
里桜 - えーー!!年上でしたか…。すみません。何かずうずうしくて。でも、「みぃ」って呼んでいいんですか？先輩として、色々と教えて下さい☆ (2013年1月20日 15時) (レス) id: ede8e98932 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みぃ | 作成日時：2013年1月19日 14時
