拾陸 ページ18
この頃何にもしてない
新しい能力者の情報もない
うん。暇
なんか面白いことないかなぁ…
「ちょっと皆聞いて…あんだよAだけか」
え?赫酷くない?ちょっと泣きそうになったぞ
「ま、いいか、よく聞けよ。ここの近くで今日祭りがある」
「それがどうかしたの?」
葵が水浴びから帰ってくる
「葵!その祭り、何処で行われると思う?」
知るか
ずっとここにいたんだから知るわけないだろ
「で?その祭りがどうしたの?」
「行ってみねぇ?俺たち嫌われてるけど行って見るくらいなら…」
おい、質問に答えろ
「その祭り、能力者のためにあるみたいなものですよ?」
後ろから花摘みに行っていた緑葉が帰ってくる
どういうこと?
「そこの神社、祀っている神様が能力者なんです」
え?何それ
「なんでも、昔村全体を助けてもらったとかで…」
それなら、言っていい…かも?
「でもさ、その村の人、能力者に対して結構差別してるっていうのも聞いた!」
なんか小鳥を捕まえに行った(?)黄耆が戻ってくる
「行ってみなきゃわかんないわよね」
「そうだな」
「行く?私は行きたい」
私、赫、葵は意見が一緒
「でも…」
「もし嫌われたら?」
緑葉と黄耆は反対
「行ってみなきゃわかんないわよ?」
葵が言うけど、二人は俯いたままだった
「とりあえず、行こう。もし嫌われても、帰ればいいんだよ」
その言葉にしぶしぶ二人は頷いた
「その前に、服どうかしなくちゃなぁ」
赫の言う通りだ
私たちの服はボロボロ。赫と私、葵、黄耆はこの前の戦いでなおさらボロボロだ
「どうしよう…買いに行く?」
いや、売ってくれないだろう
「どうしよう、何か…」
ごそごそ荷物をあさる私たち
なにか、ないかなぁ
布があればいいんだけど
「「「「「あった!」」」」」
皆同時に叫ぶ
皆そっと自分以外の人をみた
「なにかあったの?」
「お前こそ」
「僕ねぇ僕ねぇ!」
「あったけど…」
「じゃあせーので言おう」
「せーの!」
「「「「「紫の/赤の/青い/緑の/黄色い/布!!!」」」」」
はい、皆持ってきてたのね
もしもの服を作る用の布
「じゃあ、それぞれ作ろうか」
「そうね。緑葉。この松の葉、針にして」
「うん」
ー1時間後ー
「できたよ?私」
「A不器用だよな。ちゃんとできたか?」
「そういう赫はどうなのよ」
皆できた服を着て洞窟の入り口に立つ
うん、皆うまくできてる
服を説明するのは難しいのでご想像にお任せする(メタ発言)
「じゃ、行こうぜ」
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
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松々先輩(プロフ) - 青い薔薇さん» ありがとうございます!!初の小説なので嬉しいです! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 87a69031e6 (このIDを非表示/違反報告)
青い薔薇 - おもろい(゚Д゚)やべえ (2019年6月23日 18時) (レス) id: c9c05fe7f4 (このIDを非表示/違反報告)
縷々 - 面白いよ!頑張って! (2016年11月25日 0時) (レス) id: 884552bd5f (このIDを非表示/違反報告)
Dahlia(プロフ) - 面白いよ! (2016年11月18日 22時) (レス) id: 688c509492 (このIDを非表示/違反報告)
★ほしおんぷ☆ - 頑張って! (2016年11月18日 8時) (レス) id: eadbc77912 (このIDを非表示/違反報告)
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