終わらない物語 (ページ11)

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玖ページ11

「…お母さんのこと、知ってるんですか？」
私のお母さん
名前は翔香

忌み子として村で虐待を受けていた
それが耐えられなくなったお母さんは、死ぬ覚悟で夜の森を徘徊した
そこで違う村で忌み子として迫害を受けていた私のお父さんと出会った

そこで二人は滅びた村で暮らし始めた
能力者だってばれないように

ずっとお母さんは消息不明だったはず
この人が知ってるなんて…

「翔香とは古い友達だったからなぁ」
懐かしそうに空を見上げる村長さん

「友達…」
「お母さんのこと、何か知ってるんだったら教えてください…お願いします」
私が真剣な目で訴えると、村長さんは深いため息をついた

「そのことに関しては、あなた方の担当にお聞きください。では」
そして、ここよりも暗い部屋の奥に入り込んでしまった

「…担当って、草姿君とかのことよね」
「ああ、それしかないだろ。馬鹿もいい加減にしろよ」
横でさっきの雰囲気を潰す声が聞こえた
こいつ…後で覚えとけよ

「あ！出てきた！」
私たちが村長さんの家から出てくると、入り口でずっと待っていたのか、草姿君たちが駆け寄ってきた

「あのね、草姿君」
「？なんですか？」
「翔香さんについて、何か知ってる？」

私がそう言うと、しばらくの沈黙
戸惑ったような声が聞こえる
「今日の、夜でいいですか？」

ダメかと思えば真剣な顔で口を開く草姿君
「？うん、いいけど…」
何かあるのかな…

それでも別にいいけど。お母さんの過去が知れるなら

ー夜ー

「失礼します」
「どうぞ」

私たちの泊まっている所に、約束通り草姿君たちが夜中にやって来た

「それじゃ、話しますね」

重々しい雰囲気のまま話が始まった

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なんか、昨日出したばっかりなのにhit数が50を越しました…

ちょっと疑いましたよ

こんな話を読んでくださって有難うございます！！

感謝です！感謝感謝…＜(_ _)＞

これからも頑張るので、見捨てないでください

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