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酔っ払った時は、自分の家には帰りたくなくて
後輩の家のソファにお世話になる
私のことは気にしないでいいからと
言いつつ、本当に放置されたら寂しくて
わがまま言いたい放題だ
樹「はい、これ」
「へへ、ありがとう」
いつものように家まで連れて行ってくれて
私専用の着替えを出してくれる
こうなってくると、何だか同棲しているみたい
でも、彼には好きな人がちゃんといるから
その人と結ばれたら私はもう
彼には頼れないし、今もこんなことしてたら
ダメだと思ったんだけど
別にいいからって言ってくれた
どれだけ優しい後輩なの…
樹「じゃ、俺風呂入ってくるんで」
「はいはーい！ごゆっくり〜！」
まだまだ上機嫌、飲まないと
すぐあの光景が浮かぶ
手をヒラヒラさせて彼を送る
彼の家のソファはふかふかで
クッションを抱くと、すぐに眠りに落ちた
…何だかくすぐったい
何だろう、この気持ちよさ…。
薄ら目を開けると、そこには
私の髪を優しく無でて見下ろす彼の姿
「ん……、？」
樹「…本当、無防備な人」
「いつき…？」
樹「俺の方が、幸せに出来ますよ。…Aさんのこと。」
私の頬に手を添えて軽く撫でれば
不意に落とされた唇
それは柔らかくて、温かくて
鼓動が早くなるのを感じる
…キ、ス…？
樹「俺の好きな人、Aさんだよ」
「え…」
樹「…じゃないと家に泊めたりしない」
まだ寝ぼけてふわふわしている
彼のしっかりとした言葉は…夢…？
すると軽く顎を掴まれて
再度降ってくるキス
唇を離して見つめられると
声も出なくて、目も逸らせない
樹「…後輩の俺とでもドキドキ、する？」
そのまま髪をとくように手が後頭部に回る
後頭部に手を当てられて
顔を近付けられ、いつもより
色気の漂う瞳で見つめられると息が止まりそう
樹「Aさんが、欲しい」
「…え、と…」
樹「…俺にしませんか？」
「え…ちょっと、待、…」
樹「待たない」
後頭部をぐっと押さえられて
今度は熱いキスが降ってくる
優しい彼からは想像出来ないような
ねっとりと絡められる舌に
力はただただ、抜けていく
樹「A、俺でいっぱいにしてあげる」
私のおとぎ話は、
少しだけ刺激が強い物語に
なってしまったような気がします。
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−1010(プロフ) - こんばんは！以前からそら。さんの作品を拝見していました！もしサイトの移行されていましたら、可能でしたら教えていただきたいです(*^^*) 急かしているつもりはありませんが、嫌な気持ちにさせてしまいましたらすみませんzro゛ (2022年4月10日 20時) (
レス) id: 2a853c864b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - こんばんは！サイトの移行はいつ頃になりそうでしょうか？とても楽しみにしております。 (2022年1月28日 2時) (レス) id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - おかえりなさい！更新、ずっと楽しみにしておりました。サイトで再活動、楽しみにしております。 (2021年12月29日 4時) (レス) @page48 id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
けんきち(プロフ) - おかえりなさい。ずっとお待ちしておりました。これからも楽しみにしております！ (2021年12月25日 12時) (レス) @page48 id: cd885ae626 (このIDを非表示/違反報告)
niji(プロフ) - 楽しみに読み返しながら待ってました⭐︎ (2021年12月25日 7時) (レス) @page48 id: 40e8fd5cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。
| 作成日時：2020年2月18日 7時
