【紅一点】青山陸 ページ20
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ダンスレッスンの日
皆が終わって、こっそり個人練習
女だからって、出来ないは通用しない
人一倍、練習しないと認められない
そんな世界だから
陸「A、ここ、もっと…こういう感じの方がいいと思う」
「こう、ですか？」
陸「うん、足もうちょい欲しい」
「こう？」
陸「うん、良くなった」
私に触れる優しい手
女性の扱いは
本当に大切にしてくれる人だと、分かる温もり
教えるだけじゃなくて
彼も全力で歌って踊って滴る汗は
まるで、宝石のよう
「陸さん、ここ上手ですよね」
陸「ん？これ？」
「どうやってるんですか？」
陸「ここはね〜…こう…」
鏡を見ながら、後ろから前から
丁寧に教えてくれる
こんなに汗をかいているのにいい匂いがする
私を包む、小麦色の逞しい腕
分厚い胸元に貼り付くTシャツ
誰もが、この腕に抱かれたいって
思っているんだろうな
「…陸さん」
陸「どうし…」
彼の手に、身体に触れたくて
思わず背伸びをして唇を重ねた
ゆっくりと唇を離すと
驚いた顔で、私を見て硬直している
彼の服を掴むと、私に引き寄せて
音を立てながら軽くキスをした
陸「…A、待って」
「…いつまで？」
陸「聞いて、…俺たちは同じグループで、今は仕事に集中…」
私の肩をそっと押して
出来るだけ私を傷付けないように
言葉を並べる
もう、分かってるでしょ…？
言わなくても…お互い、同じ気持ちなはず
彼が言い終わる前に
再度、彼の唇を塞いだ
「好き、って…言って」
陸「…A、だから」
「私のこと好きなら、言って…ください」
彼と見つめ合う時間が長く感じる
沈黙が続いて
私の中の確信した気持ちが揺らぎそう
でももう、知らないフリはしたくない
責任感が強いあなただから
少し重荷に感じるかもしれない
でも、人を大切にするあなたは
自分に嘘ついてまで
私を傷付けたり、しない
陸「…Aが…好きだよ」
「…じゃぁ…キスしてください」
陸「…本当に、どうしようもない子だね」
呆れたように、でも嬉しそうに
ふっと笑う表情が愛しい
後頭部に手を回されて
あなたから重ねられるキスは
何よりも特別
悪い子でごめんなさい
でも、そうまでして
私をあなたのものに、して欲しかったの
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−1010(プロフ) - こんばんは！以前からそら。さんの作品を拝見していました！もしサイトの移行されていましたら、可能でしたら教えていただきたいです(*^^*) 急かしているつもりはありませんが、嫌な気持ちにさせてしまいましたらすみませんzro゛ (2022年4月10日 20時) (
レス) id: 2a853c864b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - こんばんは！サイトの移行はいつ頃になりそうでしょうか？とても楽しみにしております。 (2022年1月28日 2時) (レス) id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
ノノカ(プロフ) - おかえりなさい！更新、ずっと楽しみにしておりました。サイトで再活動、楽しみにしております。 (2021年12月29日 4時) (レス) @page48 id: 687bf5db1b (このIDを非表示/違反報告)
けんきち(プロフ) - おかえりなさい。ずっとお待ちしておりました。これからも楽しみにしております！ (2021年12月25日 12時) (レス) @page48 id: cd885ae626 (このIDを非表示/違反報告)
niji(プロフ) - 楽しみに読み返しながら待ってました⭐︎ (2021年12月25日 7時) (レス) @page48 id: 40e8fd5cee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そら。
| 作成日時：2020年2月18日 7時
