佰陸拾玖 ページ10
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シャワー後だったのを良い事に、私は其の昼過ぎから
次の日の朝迄、深い眠りについていた。
そして早く寝た分だけ、早く目が覚めた
そんな朝早々に私は
今、林芙美子に呼び出されている。
『……朝早くに何ですか』
林「今日は私の主な仕事を見せておこうと思ってね」
『真意は？』
林「別に、唯の暇潰しよ」
地下へ、林芙美子と其の数人の部下と共に
暗い階段を降りていた。
巨大な柱、其処の鎖に繋がれていたのは一人の男性
項垂れた頭
傷だらけの身体
彼方此方には白い遺物……即ち歯が転がり
爪を剥がされたであろう指先は、桃色と白色を荒く混ぜた色の肉が脈打っていた。
『拷問？
ああ、昨日の捕虜ですか』
林「そう、中々口を割らないから
拷問専門部隊の私が呼ばれたのよ」
……林芙美子は非戦闘員で
拷問専門部隊……
彼女はそこそこ名の馳せた殺し屋だと、森さんは云っていた筈だが……
殺しの才能は如何なのだろうか
すると、彼女の部下の内
一人だけスーツの下にパーカーを羽織り
フードを被った男性が、林さんに歩み寄った。
「……
千九百六十八年、七月二十四日生まれ
O型、住居は東京都板橋区
前職は唯の営業マン
家族構成は両親共に二年前に死去
姉と弟が居る、独身者
身長は……」
林「必要無いわ、私が居るのだから。」
「……はい」
凄いな、男性の情報を全て掴んでいるとみた。
声からして、若いのは確か
然し、何となく聞いた事のある様な声だ。
林「見てて、Aちゃん」
ぼそっと懐かしく、私の名を呼んだ
『……』
私は林さんの隣に歩み寄る
男性は肩で息をし、大分弱っている状態だった。
林「ねぇ、如何かな？
もう観念したでしょ」
「云わぬ……殺せ
俺を殺してくれ……ッ」
林「中々口が固いなぁ……
情報を話してくれる迄、まあ殺さないけど。」
『……』
林「お姉さんと弟さんに迄被害が及ぶ事になるけど、其れも構わないって事かぁ……」
態とらしく呟く林さん
すると男は血相を変えた。
「……い、云う」
林「何？」
「全て話すから、如何か家族には……ッ」
林「……云ったね、全て話すと。」
「……あ、ああ」
林「じゃあ教えてよ、君の組織の細かな情報から極秘情報
全てを……
異能力 【放浪記】」
「……ッ！？」
……異能力者！
矢張り……然し何の効力なんだ？
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竜泉(プロフ) - ルーインさん» 織田作の天然なところ、確かに可愛いです。なのにしっかりしてるところもあって…… 可愛さもかっこよさも兼ね備えているなんて狡い……笑 壱から読んでいただけて、光栄です！ コメントありがとうございました！ 励みになります！ (2017年3月13日 22時) (
レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - なのさん» いえいえ、こちらこそリクエストありがとうございます！ この作品初リクエストで不安だったのですが、そう言っていただけて安心です。 織田作の天然さは神がかってますよね笑 コメントありがとうございました！ (2017年3月13日 22時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - ゆいさん» 私も自分で書いていてキュンッとしました。 実際にポンポン持って授業参観に来て欲しいですよね笑 授業を寝ない自信、そして頑張れる自信があります！ コメントありがとうございました！ (2017年3月13日 22時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
竜泉(プロフ) - 研磨剤さん» そう言っていただけてとても嬉しいです、何せ話がだらだらと長引いてしまっていますので、飽きる方も多いかも知れません。ですので、なにより私の支えとなる言葉です。 コメントありがとうございました！ (2017年3月13日 21時) (レス) id: 388cb5bae8 (このIDを非表示/違反報告)
ルーイン - ポンポンはウケた(笑)織田作天然過ぎて可愛い…←あ、続編おめでとう御座います！壱から猛スピードで読んで参りました(笑)続き気になります！更新頑張って下さい！！(^^) (2017年3月8日 17時) (レス) id: 32d25253d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：竜泉 | 作成日時：2017年2月4日 6時
