気遣い ページ19
「うわー緊張すんねんけど」
隣の照史が呟く
きっかり40分に来た照史を迎え、俺がどこまで知ってるかを話しながら歩いた
東京に行ってまうことは話してない
そして神ちゃん家の目の前
ピンポンを押そうとする俺を遮って発したのがさっきの言葉
「そんなん知らん、ほら行くで」
これじゃどっちが先輩か分からへん
ピーンポーン
『はーい』
「俺やでー」
『しげ！待ってたで！！すぐ行く！』
「はーい」
「、、、お前らホンマに付き合ってないんか」
「そんな言われたら付き合ってるって勘違いしそう」
ガチャ
「お待たせー♪」
「よっ」
「、、、え」
しばらく沈黙したのち
「なんでおるん」
「話はするから、取り敢えず入れてくれん？」
「、お、おん」
「お邪魔しまーす」
うわっ、やっぱ綺麗なんや、って言う照史の声が異常なほどに小さい
いつもの如くソファーを背もたれに、ラグに座った俺の隣に立つ照史
その手を引っ張り無理矢理座らせる
「はい、コーヒー
どっちもブラックやで」
「おっ、サンキュー神ちゃん」
「んで、どこから話す？」
「なんでそこは知り合いなん」
「照史は俺の高校の時の先輩
大学もサークルも一緒、あとは？」
「えーっと、、、ない」
「はい、照史の番」
「俺は、、ないかな」
「じゃ、俺はここで席を外すんで」
「え、行ってまうの？」
「ごめんなぁ神ちゃん
俺が居なくならんとこいつ話さないやろうから」
「お前、俺仮にも先輩やぞ」
「明日泊まりに来てもええ？」
「お、おい、その話はあとでにしろ！」
「なに？照史妬いてるん？」
「うっせぇわ」
「じゃあな、あとで連絡するわ」
*
続く
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龍(プロフ) - non westさん» コメントありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！！ (2021年1月26日 23時) (
レス) id: 8545e123bb (このIDを非表示/違反報告)
non west(プロフ) - はじめまして！お話の続きとても気になり、更新楽しみにしてます！頑張って下さい^_^ (2021年1月25日 23時) (レス) id: 6317775239 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Tomo_yui | 作成日時：2021年1月24日 12時
