REBORN ―己の使命。そして存在― (ページ30)

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ホ……… ページ30

ル「ねぇ？ボスまだかしら？私の晴れ舞台だっていうのに～」

貴「大丈夫!!兄さんがいない分、私が応援するから!!…あ、でも兄さんきっと応

援しないか。」

だろうな。

マ「欠席みたいだね。」

ス「あの男が他人の戦いに興味があるわきゃ…」

貴「兄さんにチクルよ。兄さんはきっと忙しいだけだよ!!スクアーロの部屋の掃

除とか、掃除とか、掃除とか!!スクアーロよりも忙しいんだから、馬鹿。」←え

祐「……あいつは掃除すらしないと思うぞ。」

なんか、相手側が「え？何これ、漫才？」みたいな目で見てる来るから、わざと

らしい咳払いをして「…まぁ、頑張れよ。」と声をかけた。

チ「それでは晴の守護者、リングの中央に来てください。」

ル「遊んでくるわね～♪」

なんだかすごく楽しそうだな。

まぁ、相手も相手だが……。

貴「いいな、ルッス、楽しそう…。私もまざっちゃおっかな!!」

祐「やめとけ。死ぬぞ。」

冗談に聞こえない冗談を言いだすから本音をぶちかました。

ってか、ルッスーリアあがったんだから早くしろよ。

貴「ねぇ、ユーキ。あれって『円陣』ってやつでしょ？あれが日本人の風習？」

……向こう側のチームは円陣を組んでいた。

しかも何人か強制みたいだ。御愁傷様だな。

祐「断じて違う。それだけは言っておく。」

べ「だっさ…。」

貴「あれしたらどうなんの？」

祐「特にこれと言った事はない。ただ、団体競技などで人が円になって意気込み

をすることで(以下、云々。)…だから、日本人の風習ではない…ハズだ。」

Aが、「そ、そうなんだ…へぇ…。」と言った。

……まぁこんなに長々話すのは珍しいからだろう。

あれを俺もやったことあるんじゃないかと疑われるのは絶対に嫌だったからだ。

チ「間違いありません。正真正銘の晴のハーフボンゴレリングと確認しました」

相手…笹川京子の兄…笹川了平を前にルッスーリアは…

ル「あらぁ？んまぁ!!良く見りゃあなた、いい肉体してるじゃない!!」

貴「ユーキ、あれってさ、世間一般で言うホ…」

祐「ルッスーリアのために言わないでおいてやれ。」

ル「お持ち帰り決定♪」

貴「…やっぱりあれはホ」

祐「認めない方がお前のためだ。」

確かに、俺も思った。

思ったけど口に出さないのが、常識だ。

頼むからそれくらいは覚えてくれ…。