REBORN ―己の使命。そして存在― (ページ19)

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乙ページ19

その時、デジャブゥな気がしたが、ケータイが鳴った。

俺はケータイをポケットから出して出ようとした。

が…。

貴「逃げんなごらぁ!!!」←

そう怒鳴り散らされると同時に、ベルにケータイを取り上げられた。

祐「…ケータイ。なってるんだけど。」

そういって遠回しに解放を望んだ。

べ「王子がでてやるよ」

おい、文の最後に「♪」がついてるだろ。

俺が責められるのを見て楽しんでるだろ、こいつ、絶対に。

そしてベルが9コールくらい経ったときに通話ボタンを押した。

その瞬間、俺はあることに気付いた。

祐「おいっ…!!!よせっ!!!!!」

しかし、時は既に遅し。

ベルが耳にあてたままスピーカーから大音量の鮫の声が聞こえたのは言うまでも

なかった。

―――

祐「えっと…あの……乙。」←ｴ

あの着信は、わずかにキーを上げてあって、スクアーロだとわかるようにしてい

たのをすっかり忘れてしまっていた。

そんなこと、全く知らず、しかも9コールも待たせてしまった分のイライラ×声

量という悲しすぎる結末を迎えた(?)ベルはイライラしていた。

結果、相手を変わった俺はスクアーロから事情を聞いた。

正直、目の前で殺気がダダ漏れのベルに気になって話は全然頭に入ってこなかっ

た。

とりあえず、全員で日本に行けばいい。と言うことは分かった。

そして荷造りをするように、お前が指示を出せと言われた。

そして強制的に、強引に、向こうが電話を切った。

――

祐「…ってことで、荷造りしてほしい。」

一通り、説明を済ませて聞いてもらい(※ベルさんはどうかわかりませーん。)

荷造りをしてもらった。

―――

祐「…。確かに、今は深夜2時だ。眠いのだってわかる。だからってなぁ…。」

俺の手には、自分の着替え等が入っているでかいバッグ。

そして、背中には……、寝ているA(笑)

今は深夜2時。Aの就寝時間はとっくのとうに過ぎていた。

そのため、飛行機に乗り込む前に寝てしまい、(特に関係ない…というか、他の

人が面倒に思ってるだけで)ボディーガードの祐樹がAを担ぐことになっ

た。勿論、荷物は別の人に頼んだが。

マ「仕方ないよ、ボディーガードになっちゃったんだから。」

祐「今関係ないよな？おい？誰か変われよ。」

そのあと、ベルが何気変わってくれると言った。が…

しっかりと服を握ってしまっているため、交代が出来なかった。

(ベルが悔しそうに見えたのは気のせいか？)