アイツなんか大嫌い【矢巾秀】続編

55.クラスの出し物 ページ5

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実行委員長も、クラスで内容をまとめるのも
意外と楽しいことに気付いた。
休みの日はたまにサークルに顔を出して。
充実した日々を送っていた。
矢巾に対する、モヤモヤもだんだん消えていった。



クラスでの出し物のことも決まっていった。
去年、ミス青城1年にも輝いた、瞳ちゃん。
やっぱり可愛い子にやって欲しくて、メイド役を懇願したんだけども…



「彼氏と一緒に回りたいから、出来れば他の子にお願いして。ごめんね…」


デスヨネー
可愛い子はリア充デスヨネー。
結局咲ちゃんと私と他2名でやることに。


「当日も忙しくなるなぁ…焼きそば…食べたい…」



矢巾side


「お前ら！ミスター青城には俺に投票しろよ！」

部活のミーティングで部員に告げた。


「…………………。」

「おい、アホかお前。もっと他に考えることあんだろ」


京谷に睨まれる。


「俺は投票するよ。まぁでも京谷と同意見かな、あはは…」


渡は笑いながらそう言った。



「渡のクラス、城と寺の模型展示って…地味じゃね？」

「うん。なんかうちのクラスにマニアの奴が多くて。作るの大変だけど、当日はあんまりやることなくて楽だから。1組は焼きそばとお好み焼きかぁ〜京谷、作るの？」

「…午前中の2時間作る当番になった」

「そうなんだ？俺食べに行くねー！」



渡、意外にも京谷と仲良くやっている。
優しいし。マジいい奴だな…。



----バレー部の1年たち-----



「矢巾さん、イケメンだけど…男から見たら渡さんのほうがかっけー…」

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