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そして次の日、私は太宰さんの監視役として一緒に外回りをしていた。

太宰「何でこうなるかな〜?」

「太宰さんの日頃の行いが原因です。」

太宰「ハァ...」

「ため息吐かないでください。」

そして昨日と同じお店の近くまで来た。

太宰「買いたい物あるから待ってて。」

「なら私も行きます。」

太宰「えぇ〜...」

「太宰さんは何時逃げ出すか判らないので。」

太宰「判ったよ。」

そして私と太宰さんはお店の中に入り、太宰さんは様々チョーカーが置かれてる場所へ向かったので私もついて行く。

「...彼女へのプレゼントですか?」

太宰「私に彼女居ると思う?」

「え、居ないんですか?」

太宰「どっちだと思う?」

「い、意地悪する気ですか?」

太宰「真逆。よし、これにしようかな。」

太宰さんはそう云ってハートが付いた黒いチョーカーを手に取ると会計へと持って行った。

そして昨日と同じ紙袋を受け取り私と一緒にお店を出た。

太宰「実は私可愛い猫を飼っていてね。」

「猫、ですか?」

太宰「そう。私の事が大好きでね、とても嫉妬深い猫なのだよ。一昨日と昨日も他の猫の匂いがするって怒らてしまったよ。」

「そ、そうなんですか?」

太宰「うん。まあ一昨日買った星の付いたイヤリングで機嫌直してくれたけどあれだけじゃ足りないかなって今回このチョーカーを買ったのさ。」

「じゃあそれ猫が付けるチョーカーって事ですか?」

太宰「そう云う事。」

猫にチョーカーって...それに猫がイヤリングするの?(汗)

太宰「だから今からこのチョーカー渡して来るね。」

「え?」

すると太宰さんがその場から逃げようとしたので私は逃がさないと太宰さんの腕を抱きしめた。

「まだ勤務中です!そんな事させませんからね!」

に、逃がさない為とは云え結構大胆な事してるな私(汗)

太宰「....(ボソッ)」

え?今太宰さん何か云った?

太宰「逃げないから離してもらえる?」

「え?あ...は、はい。」

私は太宰さんの腕を離した。

太宰「そろそろ探偵社に戻ろう。」

「は、はい。」

そして私と太宰さんは探偵社に向かって歩き始めた。

太宰「さっきの続きなのだけどね、その猫は良く外に出ているのだよ。」

「放し飼いって事ですか?」

太宰「まあそんな所だね。だから偶にね、出会う事があるのだよ。」

「え?」

太宰「あ、今あの路地裏入って行った。」

「え、本当ですか?」

すると太宰さんが路地裏に入って行き私は慌てて追いかけた。

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芥敦


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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2019年9月29日 19時

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