検索窓
今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:17,849 hit

兄様、正直に云うと兄様不足で辛かったです ページ23

森から依頼を受けたAは敵組織の本部へ部下を複数引き連れて向かい、数名の見張りに声を掛けては幻覚を見せて見張りを殺し合わせ、本部に突入すればAの合図で部下達が一斉に射撃、Aはその時一切手は出さず、一人敵組織の首領の元へ向かった。

向かう途中で数名の見張りと遭遇したがAは特に焦りを見せることもなく、幻覚を見せるだけで突破していった。

やがて敵組織の首領が居る部屋に入ると、敵組織の首領がAに震えながら拳銃を構えていた。

首領「し、死ねポートマフィアぁぁぁぁ!!」

パンっ!

発砲音が部屋に響いたが、弾はAには当たらなかった。

「下手くそですね。」

首領「黙れえええええ!!」

敵組織の首領が2発目を発砲しようとしたが引き金を引こうとする指が止まった。

首領「あ...ああ....うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

敵組織の首領は拳銃を乱射させ、Aはその銃弾を全て避けた。

やがて敵組織の首領は拳銃の弾がなくなると同時にその場に倒れ、そのまま動かなくなった。

「胸を撃たれた幻覚でも見たのでしょうね。」

Aはその時誰かの気配を感じ、すぐに警戒態勢を取った。

「...誰か、来る...」

Aは《パンドラの匣》で得た個人情報の中にこの部屋に来る人物が居ないか探したが、居ないと判ると《道化の華》を発動させたまま、此処に来る人物を待った。

「....!?」

太宰「やあ、私の愛しの妹。」

「あ、兄、様?」

Aは意外なその人物に思わずポカンとした。

「あ、兄様何故此処に?そもそも何故此処が....あ。」

太宰「そう、AのGPSを辿ったのさ。」

「ハァ、兄様らしいですね。然し、何故此処に?兄様は幹部の仕事で忙しいのでは?」

太宰「確かに忙しいけど、矢っ張りAには会いたいし、何よりあの時はAの声を聞いただけだったからね。」

「私が織田さんと行動していた時ですね。彼は、兄様の友人なのですね。」

太宰「そうだよ。今度織田作や安吾にも紹介しようと思ったのだけど...」

「その安吾さんが行方不明だそうですね。」

太宰「うん。それで...」

そしてAは太宰から今迄の経由を聞き、現在こうしてベッドの上に押し倒されていた。

太宰「でも私は二週間以上もA不足だし、Aだってずっと退屈だったんじゃないの?」

「...確かに、首領の行動が判っていたとしても兄様にずっと会えず、退屈でした。」

太宰「矢っ張り...だって今のA、怖い顔してるもん。」

兄様、これは新手のプレイですか?→←兄様、矢張り時と場合を考えるべきかと


おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
206人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2020年2月12日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。