よんじゅうはちわめ ページ11
【首領執務室】
「首領、此方が資料になります。」
森「ありがとう神月君。早速拝見させてもらうよ。」
Aは自分の部下達の情報が記載された資料を森に渡し、森はそれに目を通し始めた。
森「...!?」
森がとある一枚の資料を目にした瞬間手が止まり、何故か小刻みに震え始めたのだ。
「ぼ、首領?どうかしましたか?(汗)」
森「...神月君。」
「は、はい。」
森「このメアリーと云う少女についてだが...」
「メアリーちゃんですか?メアリーちゃんは資料にも書かれてる通り、触れた相手の血液を自在に操る異能力を持つ12歳の女の子ですけど...」
森「まだ12歳なんだね?」
「そ、そうですけど...」
森「今連れて来るとか出来ないかな?」
「...その理由は?」
森「エリスちゃんとお揃いの服を着せたい!!」
「矢張りそうでしたか...」
Aは森は幼女が好きであり、その守備範囲が十二歳以下である事を知っていた。
「ですが残念ながらメアリーちゃんは弟のジャック君と任務に行きましたので今は不在ですよ。」
森「そうなの!?な、なら任務が終わった後に...」
「任務終了後は保護者の杉田さんとそのまま外食するそうです。」
森「」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
【ポートマフィアの廊下】
樋口「このお饅頭美味しいですね芥川先輩!」
芥川「ふん、当たり前だろ。何せ神月さんが僕達に選んでくれたお土産なのだからな。」
?「うっ、うぅ...」
樋口&芥川「ん?」
樋口と芥川は誰かの呻き声を聞き、何となくそこへ向かった。
芥川「貴様は...」
呻き声がした場所には一人の若い女性が蹲っていた。
樋口「芥川先輩、この方誰でしょうか?」
芥川「こんな女知らぬ。」
樋口「あの、どうかしましたか?」
樋口が女性に声を掛けると女性は顔を上げ口を開いた。
?「お....」
樋口「お?」
?「お腹、空いた...」
樋口「え?」
芥川「貴様、腹が減ってるのか?」
?「あ、朝ご飯、食べ忘れて...」
樋口「でしたら、このお饅頭食べますか?」
樋口はそう云ってポケットから残りの温泉饅頭を取り出し、女性に差し出した。
?「い、良いんですか?」
樋口「ずっと空腹のままだと任務も何も出来ませんからね。それに私は沢山食べましたから。」
?「あ、ありがとう、ございます...」
女性は樋口から温泉饅頭を受け取るとそれを食べ始めた。
そして___
?「助かりました〜」
女性は温泉饅頭を食べ終え、幸せな笑みを浮かべた。
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作者名:迷ヰ猫 | 作成日時:2020年5月15日 21時