男主が好きなんです。

『ONE.PIECE』DQ兄弟+夢主 ページ3

※ 恋愛要素ナシ
※ 平和な世界(オチというオチが無いです…)

トリップ夢主くん
・20代半ばくらいのお兄さん
・一般人
┋
┋
┋
突然だが、俺はあの大人気マンガ”ONEPIECE”の世界にトリップした。

とはいってもトリップしたのは1〜2年ほど前だから大分この世界に慣れては来ている。今だって海辺を優雅にお散歩中だ。

俺も一応”ONEPIECE”読者だったから、”ONEPIECE”についての知識は少しある。

ジャンプで、パラパラッと目を通す程度だったけど…

だから分かるんだ。

今、俺の目の前にいるコイツらが誰か。

ということで一言だけ言わせてくれ。(心の中で)
















何故、俺の目の前にドンキホーテ兄弟がいるッ！！？？しかも幼少期ッ！

「”ONEPIECE”の世界なんだから当たり前だろ」と思った奴、トリップしたからってマンガに出てきたキャラと簡単に会えると思うなよ？

もちろん世界に名を轟かせている有名なキャラの名前はよく耳にする。

だが逆に言うと、今まで名前を聞くくらいのことしか無かった。

だから初めてなんだ。”ONEPIECE”のキャラと会えたのは。

「………〜ッ！」

というか、めちゃくちゃ警戒されてんじゃん。俺。

まぁ…でも当たり前か。大の大人に一言も喋らずにマジマジと見られてんだもんな。

まずは挨拶からといこう。

『…あ〜…えーと、こんにちは…？』

ビクッ「…〜ッ……！お、俺たちは、何もしてないだろッ…！な、なのに何で俺たちばっかり、こんな目に遭わされないといけないんだよッ……！」

「ッ兄上…！」

『……はい？』

ビクッ「「ッ！！」」

あれ？ドンキホーテ兄弟ってこんな感じだったっけ？特にドフラミンゴ。


……あ、コイツらってめちゃくちゃ辛い過去持ってたわ……あ〜…だからこんなに警戒されてんだ。なるほど。

『あ〜…えと、俺は別にお前らに恨みもクソも無いし、興味も無いから…』

「…騙そうとしてもムダだぞ……」

『まぁ…そうなるよな。悪かったな。ビビらせて。』

なんて謝っても警戒がとける訳でも無いし、コイツらがここにいるって知っちゃったんだ。

ドンキホーテ家は今すぐにでもこの島から引っ越そうとするだろうなぁ。

それは非常に申し訳ない。とりあえず、俺は安全だよってこと伝えたいなぁ…何か無いかな…と思い、適当にポケットを漁ると一口大のチョコレートが何個か出てきた。

ちょうど良い。子供になついてもらうにはお菓子が一番手っ取り早いだろ。

_2→←『ONE.PIECE』ルッチ×夢主

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す